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【通貨】外為サマリー:142円70銭台に切り返す、GDP改定値の下方修正が円の重荷

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=142円70銭前後と前週末の午後5時時点に比べて20銭弱のドル高・円安となっている。

 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円30銭前後と前日に比べて1円15銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米8月雇用統計の発表直後にドルが買われる場面もあったが、米景気の減速懸念が広がるとともにドル売り・円買いが優勢となり、141円78銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつける場面があった。

 この日の東京市場のドル円相場も軟調にスタートしたが、朝方に141円93銭をつけたあとは下げ渋る展開となっている。前週末のNY市場での安値が意識されるなか、下値の堅さが確認されると徐々にドル買い・円売りが流入。また、内閣府が発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正されたことが円の重荷となっているようで、午前9時20分過ぎには142円70銭台に切り返した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1083ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=158円16銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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