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【材料】アサナが決算受け下落 ガイダンスに失望感=米国株個別

(NY時間14:26)(日本時間03:26)
アサナ<ASAN> 12.51(-0.79 -5.91%)

 作業管理システムのアサナ<ASAN>が下落。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAの赤字も予想ほど膨らまなかった。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しの上限を下方修正したほか、第3四半期の売上高も予想を下回る見通しを示した。

 アナリストは「マクロ経済や顧客企業のリニューアルの逆風が続いているにもかかわらず、足元の数字は予想よりも良好だった。しかし、第3四半期の予想を下回るガイダンスは、力強い成長の見通しが明らかになるまで投資家心理に重くのしかかると見ている」と評している。

 なお同社は9月11日付でワンCFOの後任にパレク氏が就任する人事を発表した。

(5-7月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.05ドル(予想:-0.08)
・売上高:1.79億ドル(予想:1.78億ドル)
・EBITDA(調整後):-1138万ドル(予想:-1737万ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.07ドル(予想:-0.03ドル)
・売上高:1.80~1.81億ドル(予想:1.82億ドル)

(通期見通し)
・1株損益(調整後):-0.19~-0.20ドル(従来:-0.19~-0.21ドル)(予想:-0.20ドル)
・売上高:7.19~7.21億ドル(従来:7.19~7.24億ドル)(予想:7.21億ドル)

【企業概要】
 顧客の日常業務から戦略的イニシアチブまでの調整をサポートする作業管理システムを手掛ける。タスクやプロジェクト、責任者、プロセス、ファイルやステータスなどの情報、データ等を関連付けた独自の多次元データモデルは、組織内の人やプロジェクトに、最も関連性の高い仕事に関する動的ビューを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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