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【材料】ページャーデューティーが決算受け下落 通期の売上高見通しを下方修正=米国株個別

(NY時間09:57)(日本時間22:57)
ページャーデューティー<PD> 17.99(-0.30 -1.64%)

 企業向けデジタル運用管理サービスのページャーデューティー<PD>が下落。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、株価はネガティブな反応を示している。ガイダンスで通期の売上高見通しを下方修正したほか、第3四半期についても予想を下回る売上高見通しを示した。

 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いでいる。「通期の売上高見通しが下方修正されたのは、顧客である中小企業の継続的な低迷と四半期ごとの悪化傾向を反映している」という。

 「通期の売上高見通しの下方修正は残念だが、同社のけん引力は見過ごされている可能性があり、時価総額が2025年暦年のフリーキャッシュフロー(FCF)見通しの12倍で推移していることは割安と考えている」と述べている。目標株価は19ドルに引き下げたものの、投資判断は「中立」を維持した。

(5-7月・第2四半期)
・売上高:1.16億ドル(予想:1.16億ドル)
・1株利益(調整後):0.21ドル(予想:0.16ドル)
・FCF:3330万ドル

(8-10月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.16~0.17ドル(予想:0.17ドル) ・売上高:1.16~1.18億ドル(予想:1.20億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.67~0.72ドル(従来:0.66~0.71ドル)(予想:0.69ドル)
・売上高:4.63~4.67億ドル(従来:4.71~4.77億ドル)(予想:4.74億ドル)

【企業概要】
 企業が大規模な運用効率を達成し、重要な業務を変革することためのデジタル運用管理サービスを提供する。インシデント管理、プロセス自動化、AIオペレーション、カスタマーサービスオペレーションを活用し、適切な担当者と適切な情報を結びつけることで、どこにいても速やかに問題を解決できるようにする。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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