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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、緩和的な政策に期待感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,634.75(-2.25)
ナスダック100先物  19,599.00(+7.75)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル安。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


26日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは序盤のプラスを維持できず、ダウは上げ幅縮小も65ドル高の41240ドルで取引を終えた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は前週末の講演で「政策修正の時が来た」と述べ、来月の政策金利引き下げに前向きな見解を示した。金利高が抑制されるなか、この日発表された耐久財受注は予想より強く、景気敏感や消費関連、金融をはじめ幅広く買われ、指数をサポートした。


本日は下げ渋りか。ヒズボラのイスラエルへの攻撃やロシアのウクライナに対する大規模空襲でリスクオフの売りが出やすい。一方、前週発表された雇用関連統計で非農業部門雇用者数が下方修正され、市場は雇用情勢を通じて景気の動向を探ろうとしている。目先は住宅や景気に関する指標が材料視され、回復鈍化が示されれば軟調地合いに。ただ、28日のエヌビディアの決算発表を前にハイテクは売りづらく、指数は下げづらい。

《TY》

 提供:フィスコ

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