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【市況】株価指数先物【昼】 円高が嫌気されて3万8000円を割り込む


 日経225先物は11時30分時点、前日比520円安の3万7890円(-1.35%)前後で推移。寄り付きは3万7990円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8330円)を大きく割り込み、売りが先行して始まった。現物の寄り付き時に3万8160円まで下落幅を縮める動きもあったが、為替市場で円相場が1ドル=143円台と円高に振れて推移していることが重荷となり、その後は一時3万7790円まで売られた。中盤にかけて3万8000円を回復する場面もみられたが、終盤は3万7900円を挟んでの推移となった。

 為替市場では日米金利差の縮小への意識から円買い・ドル売りの動きが強まり、円高に振れたことが嫌気された。日経225先物は節目の3万8000円を割り込んで始まったことから、ロング解消の動きや短期的なショートを誘う形になったようだ。売り一巡後は3万8000円を挟んでの推移となり、ドル円も朝方の1ドル=143円台半ばからは円高が一服していることから、後場はやや落ち着きをみせるなか、カバーの動きが意識されてきそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。一時14.25倍まで下げる場面もみられたが、円高を嫌気したトヨタ自動車 <7203> [東証P]や日産自動車 <7201> [東証P]など輸出関連の弱い値動きがTOPIX型の重荷となっており、その後は下げ渋る動きとなった。

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