市場ニュース

戻る
 

【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、金利据え置き長期化の可能性残る


■弱含み、日銀政策調整観測で円買い勝る

今週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)の8月理事会議事要旨で政策金利の現行水準維持の長期化が示唆され、一時豪ドル買い・円売りが優勢となった。しかしながら、8月23日に行われた日本銀行植田総裁の国会答弁内容を受けて米ドル売り・円買いが活発となり、この影響で豪ドル・円の取引でも豪ドル売り・円売りが優勢となった。取引レンジ:96円99銭-99円04銭。

■底堅い展開か、金利据え置き長期化の可能性残る

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の8月理事会議事要旨で、「政策金利を現行水準で長期間維持することがインフレ率を妥当な時間枠で目標に戻すのに十分である可能性」との指摘がみられ、利下げ期待の後退により引き続き豪ドル買いに振れやすい。7月消費者物価指数に下げ渋りがみられる場合や、小売売上高の上昇が続く場合は、豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・28日:7月消費者物価指数(6月:前年比+3.8%)
・30日:7月小売売上高(6月:前月比+0.5%)

予想レンジ:96円80銭-99円80銭

《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均