【材料】トールブラザーズが決算受け上昇 住宅ローン金利低下で高級住宅への需要高まる=米国株個別
(NY時間09:53)(日本時間22:53)
トールブラザーズ<TOL> 141.44(+7.92 +5.93%)
高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が上昇。前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。住宅粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、引渡し件数の見通しも上方修正した。今回のガイダンス上方修正は、住宅ローン金利低下により、高級住宅への需要が高まったことを反映させた。
同社は、今月は堅調な来客数が見られたとし、この勢いは第4四半期も継続するものと見込んでいる。イヤーリーCEOは声明で「住宅ローン金利がこの1年で最低水準にあり、さらに低下傾向にあること、人口動態が良好であること、そして販売用住宅の供給と需要の不均衡が続いていることから、24年度末まで、そして25年度も需要は堅調に推移するものと楽観視している」と述べた。
同社の顧客は比較的富裕層で、多くの現金を持っている傾向がある。そのため、他の建設業者が低迷する中でも、同社の需要は比較的安定している。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):3.60ドル(予想:3.32ドル)
・売上高:27.3億ドル 1.5%増(予想:27.1億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):28.8%(予想:27.3%)
・引渡し件数:2814戸(予想:2832戸)
・受注残件数:6769戸(予想:6992戸)
・受注残残高:70.7億ドル(予想:72.4億ドル)
(8-10月・第4四半期見通し)
・引渡し件数:3275戸~3375戸(予想:3272戸)
・住宅粗利益率(調整後):27.5%(予想:27.1%)
(通期見通し)
・1株利益:14.50~14.75ドル(従来:約14ドル)(予想:14.12ドル)
・引渡し件数:1万650~1万750(従来:1万400~1万800)(予想:1万672戸)
・住宅粗利益率(調整後):28.3%(従来:28%)(予想:27.7%)
【企業概要】
米国で高級住宅の設計・建設・販売に従事する。主に自社で開発した土地で、戸建住宅、集合住宅、マスタープラン、低・中・高層住宅を販売する。住宅ローン・保険・造園等のサービスも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
トールブラザーズ<TOL> 141.44(+7.92 +5.93%)
高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が上昇。前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。住宅粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、引渡し件数の見通しも上方修正した。今回のガイダンス上方修正は、住宅ローン金利低下により、高級住宅への需要が高まったことを反映させた。
同社は、今月は堅調な来客数が見られたとし、この勢いは第4四半期も継続するものと見込んでいる。イヤーリーCEOは声明で「住宅ローン金利がこの1年で最低水準にあり、さらに低下傾向にあること、人口動態が良好であること、そして販売用住宅の供給と需要の不均衡が続いていることから、24年度末まで、そして25年度も需要は堅調に推移するものと楽観視している」と述べた。
同社の顧客は比較的富裕層で、多くの現金を持っている傾向がある。そのため、他の建設業者が低迷する中でも、同社の需要は比較的安定している。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):3.60ドル(予想:3.32ドル)
・売上高:27.3億ドル 1.5%増(予想:27.1億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):28.8%(予想:27.3%)
・引渡し件数:2814戸(予想:2832戸)
・受注残件数:6769戸(予想:6992戸)
・受注残残高:70.7億ドル(予想:72.4億ドル)
(8-10月・第4四半期見通し)
・引渡し件数:3275戸~3375戸(予想:3272戸)
・住宅粗利益率(調整後):27.5%(予想:27.1%)
(通期見通し)
・1株利益:14.50~14.75ドル(従来:約14ドル)(予想:14.12ドル)
・引渡し件数:1万650~1万750(従来:1万400~1万800)(予想:1万672戸)
・住宅粗利益率(調整後):28.3%(従来:28%)(予想:27.7%)
【企業概要】
米国で高級住宅の設計・建設・販売に従事する。主に自社で開発した土地で、戸建住宅、集合住宅、マスタープラン、低・中・高層住宅を販売する。住宅ローン・保険・造園等のサービスも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース