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【材料】ターゲットが決算受け大幅高 既存店売上高、売上高とも予想上回る=米国株個別

(NY時間09:41)(日本時間22:41)
ターゲット<TGT> 166.29(+23.08 +16.12%)

 総合ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が大幅高。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高、売上高とも予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。

 ただ、ガイダンスはまちまちな内容で、通期の1株利益の見通しを上方修正した一方、第3四半期については予想を下回る既存店売上高の見通しを示した。それでもアナリストは、今回のガイダンスは適切に慎重と見ており、中には保守的との評価も出ている。

 アナリストは「全体的に既存店売上高は高水準で、製品コストの低減が予想される販促費の圧迫を相殺し、予想を大幅に上回る結果となった」と述べている。「ガイダンスは慎重ではあるが、それ自体は保守的ではない」とも述べた。

 別のアナリストは「通期ガイダンスは恐らく保守的であり、マクロの変動を反映したものであろう。下半期の比較可能ベースの見通しはコンセンサス予想に近い」と記している。「1株利益のガイダンスは上半期の好業績を踏まえ、達成可能もしくは上回る可能性があると見ている。その結果、株価はより高い倍率でアウトパフォームし、より高い透明性を反映すると考えている」とも語った。

(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:2.0%(予想:1.1%)
  デジタル:8.7%(予想:3.2%)
・1株利益(調整後):2.57ドル(予想:2.18ドル)
・売上高:250.2億ドル(予想:248.8億ドル)
・粗利益率:28.9%(予想:28.0%)
・EBITDA(調整後):24.0億ドル(予想:20.6億ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)
・既存店売上高:0~+2.0%(予想:+1.9%)
・1株利益(調整後):2.10~2.40ドル(予想:2.24ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.00~9.70ドル(従来:8.60~9.60ドル)(予想:9.22ドル)

【企業概要】
 生鮮食品、ドライ・グロサリー、乳製品、冷凍品などの一般的な商品を販売し、自社クレジットカードも発行する米国の総合ディスカウントストア。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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