【材料】オーバル---資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

オーバル<7727>は9日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について発表した。

なお、より具体的な取り組みについては2026年3月期を初年度とする次期中期経営計画にて公表する予定としている。

現状分析と課題については、ROEは改善、PBRは1倍以下で推移している。
具体的には、直近ROE7.7％は、同社が認識している株主資本コストの水準に到達。利益率は改善傾向である一方、財務レバレッジは低下傾向。資産回転率と工場稼働率は要改善。成長戦略を十分に発信できておらず、投資判断に資する情報開示が不足。

今後の方向性については、ROE10％、PBR１倍以上の早期達成を目指す。
具体的には、「アジア市場」と「水素・アンモニア関連事業」の拡大と経営資源の集中投下。既成技術を活用した新製品開発。生産性の向上およびキャッシュフローの改善、株主への利益還元の更なる拡充。非財務情報を含めた投資判断に資する情報開示の充実。

《SO》

　提供：フィスコ