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【市況】ダウ先物は下落 今週の上げ一服 次の局面待ちへ=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:55)(日本時間21:55)
ダウ先物 40568(-115.00 -0.28%)
S&P500 5540.75(-26.75 -0.48%)
ナスダック100先物 19469.00(-112.25 -0.57%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100は揃って下落。本日は週末ということもあり、今週の上げを一服させているようだ。

 今週はS&P500、ナスダックそれぞれ3%超、5%超の値上がりとなり、11月以来の大幅な値上がりとなっている。株価指数は8月初めの急落をほぼ取り戻しおり、次の局面を待っている。

 今週はインフレ指標、そして前日に米小売売上高が発表になったが、今月初めの世界的な株安の引き金となった景気後退懸念は過剰反応であったことを示している。

 今週初めに発表されたインフレ指標はソフトランディングのシナリオがまだ有効であるという希望を強め、
FRBが9月FOMCで利下げを開始するという予想を裏付ける。米小売売上高は消費の底堅さを示した。

 一方、投資家は回復への道のさらなる理由を探し求めている。その意味では来週のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演などが注目されるところではあるが、一部からは利下げの道筋について、さほどヒントを与えないとの見方も出ている。9月6日の米雇用統計までは様子見の雰囲気が強まるのではとの指摘も聞かれる。

 半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が決算を受け時間外で下落。前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第4四半期のガイダンスで予想範囲内の見通しを示したことが物足りなかった模様。

 半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を100ドルに設定した。前日終値よりも23%高い水準。

 衛星データ配信の設計・構築を手掛けるプラネット・ラボ<PL>が時間外で徐すほう。同社の画像衛星がスペースXのミッションで打ち上げると発表したことが好感されている。

 メディア大手のフォックス<FOXA>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も46ドルに引き上げた。

(NY時間09:05)(日本時間22:05)時間外
アプライド<AMAT> 205.80(-6.03 -2.85%)
プラネット・ラボ<PL> 2.38(+0.21 +9.64%)
マイクロチップ<MCHP> 82.25(+0.95 +1.17%)
フォックス<FOXA> 39.86(+0.87 +2.23%)

アップル<AAPL> 223.92(-0.80 -0.36%)
マイクロソフト<MSFT> 419.80(-1.23 -0.29%)
アマゾン<AMZN> 176.46(-1.13 -0.64%)
アルファベット<GOOG> 162.47(-0.70 -0.43%)
テスラ<TSLA> 212.35(-1.79 -0.84%)
メタ<META> 532.44(-4.89 -0.91%)
エヌビディア<NVDA> 121.78(-1.08 -0.88%)
AMD<AMD> 145.87(-1.49 -1.01%)
イーライリリー<LLY> 922.30(-9.28 -1.00%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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