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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アイスタイル、フェローテク、すかいらーく

アイスタイル <日足> 「株探」多機能チャートより
■JTOWER <4485>  1,730円  +300 円 (+21.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 JTOWER<4485>はストップ高カイ気配。14日取引終了後、米国のデジタルインフラ投資会社ディジタルブリッジ・グループ<DBRG>が管理・運営するディービーピラミッドホールディングスから、非公開化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格は1株3600円で、これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は2105万5142株(下限1247万7600株、上限設定なし)、買い付け期間は8月15日から10月10日まで。TOB成立後にJTOWER株は上場廃止となる予定で、これを受け東京証券取引所は14日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。資本・業務提携先の日本電信電話<9432>、KDDI<9433>とはTOB成立後も業務提携関係を維持するという。

■アイスタイル <3660>  467円  +75 円 (+19.1%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 アイスタイル<3660>が急騰。14日の取引終了後、24年6月期の連結決算発表にあわせ、25年6月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比14.1%増の640億円、最終利益は同31.8%増の16億円を見込む。過去最高益を更新する計画を示し、評価されたようだ。マーケティング支援領域では広告・ソリューションの支援範囲をSNSにまで拡大し、成長を継続させる方針。リテール領域では3店舗の新規出店と5店舗の既存店改修を予定する。24年6月期の売上高は前の期比30.8%増の560億8500万円、最終利益は同4.4倍の12億1400万円だった。

■バイセル <7685>  4,450円  +700 円 (+18.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 BuySell Technologies<7685>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の4450円でカイ気配となっている。14日の取引終了後、24年12月期の業績・配当予想の上方修正を発表し、好感されたようだ。今期の売上高予想は27億8000万円増額し618億5000万円(前期比45.3%増)に、最終利益予想は2億3000万円増額して22億4000万円(同54.1%増)に修正した。年間配当予想は5円増額して30円(同5円増配)とした。1~6月期において買取が好調に推移し、仕入れ高が大幅に増加した。販売も順調に進み、売上高を押し上げた。金相場の上昇や来店客数の増加も収益拡大に寄与した。あわせて開示した1~6月期の売上高は前年同期比46.8%増の287億2000万円、最終利益は同90.4%増の12億1000万円だった。同社はリユース事業を展開するレクストホールディングス(大阪市中央区)の完全子会社化についても発表している。

■ベース <4481>  3,010円  +466 円 (+18.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 ベース<4481>が大幅高で5日続伸している。14日の取引終了後に発表した24年12月期第2四半期累計(1~6月)は、売上高が前年同期比5.4%増の96億6300万円、最終利益が同8.9%増の16億5600万円となった。増収増益で着地したことに加えて、取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.66%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いの実施も発表しており、業況と株主還元姿勢を好感した買いを集めたようだ。同社はシステム受託開発を展開する。自社株の取得期間は15日から12月31日まで。

■ピジョン <7956>  1,529.5円  +156 円 (+11.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 ピジョン<7956>は大幅に4日続伸している。14日の取引終了後に24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.9%増の513億1300万円、最終利益は同21.7%減の35億7400万円となった。最終利益は減益となったが、同社は8日に中国のグループ子会社において、元従業員が費用や資産に関する不適切な取引を行った疑いが発覚したと発表し、株価に下押し圧力が掛かった経緯がある。今回、業績への影響額を開示し、固定資産除却損3億9200万円、税金影響額1億6400万円を第2四半期決算に計上した。通期の業績・配当予想は据え置いたとあって、業績の下振れを見込んだ売り方の買い戻しを誘ったようだ。中国事業における哺乳器やベビースキンケア領域での売上高・シェア拡大に向けた積極的な販管費の投入などが利益を圧迫する要因となった。

■Appier <4180>  1,448円  +144 円 (+11.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 14日に決算を発表。「上期最終が5.2倍増益で着地・4-6月期も3.2倍増益」が好感された。
 Appier Group <4180> [東証P] が8月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比5.2倍の4.2億円に急拡大し、通期計画の18.9億円に対する進捗率は前年同期の8.2%を上回る22.4%に達した。
  ⇒⇒Appierの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「0.98%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の0.98%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月1日から12月31日まで。

■フェローテク <6890>  2,375円  +204 円 (+9.4%)  11:30現在
 フェローテックホールディングス<6890>は4連騰している。14日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を1100億円から1200億円(前期比13.8%増)へ、営業利益を125億円から130億円(同0.3%減)へ、純利益を75億円から85億円(同1.3%増)へ上方修正したことが好感されている。真空シール及び金属受託加工や石英坩堝などの出荷が想定よりも伸びたことに加えて、補助金収入や第1四半期に発生した為替差益を反映したという。なお、25年3月期通期業績予想は、半導体関連や自動車・EV関連の市況などの不透明感を考慮し、売上高2350億円(前期比5.7%増)、営業利益260億円(同4.5%増)、純利益160億円(同5.6%増)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高611億1000万円(前年同期比16.9%増)、営業利益70億1500万円(同1.4%減)、純利益48億4900万円(同11.6%増)だった。半導体及び半導体製造装置の需要が回復基調のなか、真空シールや各種製造装置向け金属加工製品など半導体等装置関連事業が大きく回復した。

■テラプローブ <6627>  4,045円  +310 円 (+8.3%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「非開示だった今期経常は8%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。
 テラプローブ <6627> [東証S] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比11.6%増の38.9億円に伸びた。
  ⇒⇒テラプローブの詳しい業績推移表を見る

■すかいらーく <3197>  2,145.5円  +152.5 円 (+7.7%)  11:30現在
 すかいらーくホールディングス<3197>が大幅続伸している。14日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上収益予想を200億円増額して3950億円(前期比11.3%増)、最終利益予想を55億円増額して130億円(同2.7倍)に見直した。年間配当予想は7円50銭増額して17円50銭(前期比10円50銭増配)に修正した。これらを好感した買いが株価を押し上げたようだ。主要ブランドでの4月の価格改定の効果が想定以上となったほか、店舗従業員を土日祝日に多く配置することができた結果、回転率が向上。1店舗あたりの売上高が増加しており、影響を業績予想に反映した。1~6月期の売上収益は前年同期比12.7%増の1914億3600万円、最終利益は同11倍の62億9400万円となった。

■エニマインド <5027>  1,216円  +85 円 (+7.5%)  11:30現在
 AnyMind Group<5027>が大幅に7日続伸し、年初来高値を更新した。14日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、売上収益予想を36億1900万円増額して491億900万円(前期比46.8%増)、最終利益予想を6億1200万円増額して13億5000万円(同2.4倍)に引き上げた。堅調な業況を評価した買いが集まったようだ。日本だけでなくグローバルで新規クリエーターの獲得を強化したことが奏功。クリエーター向け成長支援事業が大きく伸長した。繰越欠損金の活用などにより法人税等の見込み額が想定よりも少なくなり、最終利益が計画に対し上振れする見込みとなった。1~6月期の売上収益は前年同期比57.6%増の225億3100万円、最終利益は同8.2倍の7億1500万円だった。

■朝日インテック <7747>  2,288.5円  +142.5 円 (+6.6%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常は16%増で4期連続最高益、前期配当を3.94円増額・今期は3.86円増配へ」が好感された。
 朝日インテック <7747> [東証P] が8月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年6月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の219億円になり、25年6月期も前期比16.2%増の255億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を16.43円→20.37円(前の期は14.48円)に増額し、今期も前期比3.86円増の24.23円に増配する方針とした。
  ⇒⇒朝日インテックの詳しい業績推移表を見る

■サンドラッグ <9989>  4,106円  +225 円 (+5.8%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は5%増益で着地」が好感された。
 サンドラッグ <9989> [東証P] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.3%増の106億円に伸びたが、4-9月期(上期)計画の222億円に対する進捗率は47.9%となり、5年平均の50.6%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒サンドラッグの詳しい業績推移表を見る

■三菱UFJ <8306>  1,515円  +57.5 円 (+4.0%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>がそろって大幅高となっている。内閣府が15日朝に発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)の速報値は年率換算で前期比プラス3.1%となり、2四半期ぶりのプラス成長となった。個人消費が前期比1.0%増と堅調ぶりを示している。株式市場が落ち着きを取り戻しつつあるなか、賃金と物価の好循環の達成確度が高まり、日銀が利上げに一段と踏み切りやすくなったとの見方が出るなか、8月に入ってからの全体相場の急落で割安感が強まった銀行株に買い向かう姿勢がみられている。東証の業種別指数で銀行業の上昇率は4%を超え、上昇率で上位に入っている。

■日本郵船 <9101>  4,895円  +81 円 (+1.7%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株への投資資金流入が目立つ。業種別騰落でも海運セクターは値上がり率上位に食い込んでいる。全体相場が戻りに転じるなか、配当など株主還元に積極的な企業を拾う動きが活発化している。そのなか、郵船と商船三井は配当利回りが5%を上回る水準でインカムゲイン狙いの買いが入りやすいほか、PBRやPERなど主要株価指標でも割安感が強く株価も出直り色を強めている。外部環境もばら積み船の運賃市況は低水準が続いているが、コンテナ船の運賃市況は中東情勢の緊迫化を背景に再び高騰しており、収益上乗せ要因としてポジティブ視されている。

■日本精蝋 <5010>  286円  +80 円 (+38.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本精蝋<5010>はカイ気配。14日取引終了後に24年12月期連結業績予想の修正を発表。純利益を4億8000万円から13億円(前期12億2100万円の赤字)へ大幅に上方修正しており、これを好感した買いが膨らんでいる。売上高予想は223億円から215億円(同217億400万円)へ見直した。足もと売上高が順調に推移した一方、利益面では構造改革の成果が表れてきたことや経費削減を徹底したことが寄与した。

■ネットプロ <7383>  237円  +50 円 (+26.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ネットプロテクションズホールディングス<7383>はストップ高の237円水準でカイ気配となっている。14日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を5億2000万円から10億8000万円(前期6億2700万円の赤字)へ、最終利益を2億6800万円から6億5800万円(同8億2800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。売上高は230億円(前期比10.3%増)の従来見通しを据え置いたものの、各サービスでの与信改善施策の進捗により、計画よりも早期に未払い率の良化を実現したことに加えて、前期までの体制強化への投資を経て、販管費率が低下したことが利益増に貢献する。

■AI CROSS <4476>  1,490円  +300 円 (+25.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 AI CROSS<4476>が異色人気となり、カイ気配のまま株価を上昇させる展開。同社株は時価総額50億円と超小型株の範疇に入るが、朝方から50万株を優に超える大量の買い注文が入り、1490円ストップ高カイ気配で張り付いている。ショートメッセージサービス(SMS)の配信サービスを主力展開し、人工知能(AI)を使った解析サービスでも実績を重ねている。業績は好調に推移しており、14日取引終了後に発表した24年12月期上期(24年1~6月)決算では営業利益が前年同期比43%増の2億1500万円と急拡大を示した。対通期進捗率も72%に達している。また、株主還元に取り組む姿勢を明示し、同日に株主優待制度の導入を発表した。毎年12月末と6月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、1万5000円分のQUOカードをそれぞれ贈呈するというもので、これがポジティブサプライズとなり、投資資金が強く誘導する格好となった。

■マリオン <3494>  492円  +80 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 マリオン<3494>がストップ高の水準となる前営業日比80円高の412円に買われた。13日の取引終了後、24年9月期第3四半期累計(23年10月~24年6月)の単体決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを8000万円増額して3億4000万円(前期比2.4倍)とした。過去最高益予想を上積みする形で利益予想を引き上げており、好感されたようだ。一部の販売用不動産の営業活動で進捗の遅れが発生したことに伴い、通期の売上高予想は1億3000万円減額して28億7000万円(同2.2%増)に引き下げた。半面、一般管理費などが計画を下回る見込みとなり、影響を業績予想に反映させた。第3四半期累計の売上高は前年同期比39.9%減の14億6200万円、最終利益は同15.9%減の1億2200万円となった。同時にマリオンは、ブロックチェーン技術を用いた有価証券などの権利を交換する基盤の開発・提供を手掛けるBOOSTRY(東京都千代田区)との間で、業務提携基本契約を締結すると発表。不動産特定共同事業法に準拠した新商品のスキーム組成や、新商品の発行のためのITインフラの構築などで提携していくという。

●ストップ高銘柄
 エスポア <3260>  4,060円  +700 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在
 など、14銘柄

●ストップ安銘柄
 ピクセルカンパニーズ <2743>  69円  -30 円 (-30.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ズーム <6694>  760円  -150 円 (-16.5%) ストップ安   11:30現在
 Birdman <7063>  847円  -150 円 (-15.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、3銘柄

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