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【材料】NCD---1Qは2ケタ増収・大幅増益、全セグメントで2ケタ増益を果たす

NCD <日足> 「株探」多機能チャートより

NCD<4783>は9日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.8%増の70.33億円、営業利益が同93.4%増の4.89億円、経常利益が同96.6%増の5.08億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同95.8%増の3.26億円となった。

システム開発事業の売上高は前年同期比26.6%増の29.81億円、セグメント利益は同31.3%増の3.99億円となった。保険会社のアプリケーション保守や、ガス会社のシステム開発が拡大したことなどにより、前年同期比で大幅な増収となった。利益面においては、福岡オフィスの移転コストを計上したものの、複数のプロジェクトにおいて価格交渉が進み、収益性が向上した。

サポート&サービス事業の売上高は同26.4%増の22.36億円、セグメント利益は同23.9%増の1.90億円となった。製造業のシステム運用の受注や、建設業のクラウド型基幹システムの運用開始などにより、前年同期比で大幅な増収となった。利益面においては、増収の効果に加え、スポット案件の取り込みなどにより、前年同期比で大幅な増益となった。

パーキングシステム事業の売上高は同9.8%増の18.10億円、セグメント利益は同79.6%増の4.14億円となった。大規模な駅前再開発案件の駐輪機器の販売や施工の受注や、駐輪場利用料収入が増加したことなどにより、前年同期比で増収となった。利益面は、増収の効果や、料金改定により自営駐輪場の採算性が大きく向上していること、また、自治体戦略の見直しにより指定管理業務の収益性が改善したことなども寄与し、前年同期比で大幅な増益となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.9%増の280.00億円、営業利益が同4.0%増の22.00億円、経常利益が同2.8%増の22.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.5%増の14.50億円とする期初計画を現時点では据え置いている。

《SO》

 提供:フィスコ

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