【市況】ダウ先物は軟調に推移 前日の買いは一服=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:50)(日本時間21:50)
ダウ先物 39508(-93.00 -0.23%)
S&P500 5330.00(-18.25 -0.34%)
ナスダック100先物 18430.25(-95.00 -0.51%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調に推移。前日は米新規失業保険申請件数が、労働市場の底堅さを示し、米経済に対する懸念を和らげ、米株式市場も買い戻しが強まった。本日はその動きも一服しているようだ。
先週の米雇用統計が期待外れだったことと、円キャリー取引の巻き戻しに端を発した週初の世界的な急落の後、市場は今年の勢いを復活させようとしている。投資家は今回の動きを健全な調整と判断しているようだが、その確信を得るには来週以降の経済指標などの材料を見極めたい雰囲気もありそうだ。
「今回の世界の金融市場の動揺は、経済のハードランディングを懸念させるような規模にはまだ達していない」との声も出ている。シナリオをソフトランディングからハードランディングに転換させるテクニカル的なサインは見られていないという。また、「米利下げへの期待は、債券よりも株式への選好が、今回の急落では終わっていないことを意味する」とも付け加えた。
ただ、前日に買い戻しが強まったとはいえ、株価指数は前週比で下落。S&P500は0.5%安、ナスダックとダウは約0.7%安となっている。S&P500とナスダックはともに4週目のマイナスを記録している。
「年末以降を見据えた投資家にとって、株価が上昇トレンドにあることに変わりはない。しかし、季節性のトレンドがドッグ・デイズ・オブ・サマー(夏のうち最も暑い時期)の期間中のリターン抑制を示唆しており、目先は高ボラティリティが、例外よりも標準となりそうだ」といった声も聞かれる。
メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>が決算を受け時間外で上昇。売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。また、パラマウント+については、韓国のTVING(ティビン)との配信契約終了により280万人が減少したものの、収入増とコスト削減で同事業は初の黒字化を果たした。
オンライン旅行のエクスペディア<EXPE>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。特に宿泊数が予想を上回った点が注目されている。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が決算を受け時間外で上昇。1株利益およびEBITDAが予想を上回った。ただ、ガイダンスでは予想を下回る見通しが多かった。アナリストは買収したジンガの継続的な勢いを強調している。
広告マーケティングのザ・トレードデスク<TTD>が決算を受け時間外で上昇。第3四半期に予想を上回る売上高およびEBITDAの見通しを示した。今回の決算は市場シェアの拡大と伴に、デジタル広告市場における同社の確固たるポジショニングを示している。
(NY時間09:00)(日本時間22:00)時間外
テイクツー<TTWO> 147.45(+8.67 +6.25%)
エクスペディア<EXPE> 128.20(+10.23 +8.67%)
パラマウント<PARA> 10.70(+0.49 +4.80%)
ザ・トレードデスク<TTD> 91.72(+3.45 +3.91%)
アップル<AAPL> 211.09(-2.22 -1.04%)
マイクロソフト<MSFT> 403.00(+0.31 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 165.45(-0.35 -0.21%)
アルファベット<GOOG> 160.71(-3.13 -1.91%)
テスラ<TSLA> 197.24(-1.60 -0.80%)
メタ<META> 502.50(-7.13 -1.40%)
エヌビディア<NVDA> 105.38(+0.41 +0.39%)
AMD<AMD> 135.34(-0.98 -0.72%)
イーライリリー<LLY> 853.99(+8.68 +1.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 39508(-93.00 -0.23%)
S&P500 5330.00(-18.25 -0.34%)
ナスダック100先物 18430.25(-95.00 -0.51%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調に推移。前日は米新規失業保険申請件数が、労働市場の底堅さを示し、米経済に対する懸念を和らげ、米株式市場も買い戻しが強まった。本日はその動きも一服しているようだ。
先週の米雇用統計が期待外れだったことと、円キャリー取引の巻き戻しに端を発した週初の世界的な急落の後、市場は今年の勢いを復活させようとしている。投資家は今回の動きを健全な調整と判断しているようだが、その確信を得るには来週以降の経済指標などの材料を見極めたい雰囲気もありそうだ。
「今回の世界の金融市場の動揺は、経済のハードランディングを懸念させるような規模にはまだ達していない」との声も出ている。シナリオをソフトランディングからハードランディングに転換させるテクニカル的なサインは見られていないという。また、「米利下げへの期待は、債券よりも株式への選好が、今回の急落では終わっていないことを意味する」とも付け加えた。
ただ、前日に買い戻しが強まったとはいえ、株価指数は前週比で下落。S&P500は0.5%安、ナスダックとダウは約0.7%安となっている。S&P500とナスダックはともに4週目のマイナスを記録している。
「年末以降を見据えた投資家にとって、株価が上昇トレンドにあることに変わりはない。しかし、季節性のトレンドがドッグ・デイズ・オブ・サマー(夏のうち最も暑い時期)の期間中のリターン抑制を示唆しており、目先は高ボラティリティが、例外よりも標準となりそうだ」といった声も聞かれる。
メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>が決算を受け時間外で上昇。売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。また、パラマウント+については、韓国のTVING(ティビン)との配信契約終了により280万人が減少したものの、収入増とコスト削減で同事業は初の黒字化を果たした。
オンライン旅行のエクスペディア<EXPE>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。特に宿泊数が予想を上回った点が注目されている。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が決算を受け時間外で上昇。1株利益およびEBITDAが予想を上回った。ただ、ガイダンスでは予想を下回る見通しが多かった。アナリストは買収したジンガの継続的な勢いを強調している。
広告マーケティングのザ・トレードデスク<TTD>が決算を受け時間外で上昇。第3四半期に予想を上回る売上高およびEBITDAの見通しを示した。今回の決算は市場シェアの拡大と伴に、デジタル広告市場における同社の確固たるポジショニングを示している。
(NY時間09:00)(日本時間22:00)時間外
テイクツー<TTWO> 147.45(+8.67 +6.25%)
エクスペディア<EXPE> 128.20(+10.23 +8.67%)
パラマウント<PARA> 10.70(+0.49 +4.80%)
ザ・トレードデスク<TTD> 91.72(+3.45 +3.91%)
アップル<AAPL> 211.09(-2.22 -1.04%)
マイクロソフト<MSFT> 403.00(+0.31 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 165.45(-0.35 -0.21%)
アルファベット<GOOG> 160.71(-3.13 -1.91%)
テスラ<TSLA> 197.24(-1.60 -0.80%)
メタ<META> 502.50(-7.13 -1.40%)
エヌビディア<NVDA> 105.38(+0.41 +0.39%)
AMD<AMD> 135.34(-0.98 -0.72%)
イーライリリー<LLY> 853.99(+8.68 +1.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース