【市況】株価指数先物【昼】 3連休前でスキャルピング中心の売買
日経225先物は11時30分時点、前日比620円高の3万5400円(+1.78%)前後で推移。寄り付きは3万5750円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万5575円)を上回り、買い先行で始まった。一時3万5920円まで上げ幅を広げたが、買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の流れから、中盤にかけて3万5060円まで上げ幅を縮める場面もみられた。利食い一巡後は3万5000円処での底堅さが意識されるなか、終盤にかけてはロング優勢となり、3万5400円を挟んでの推移となった。
日経225先物はエヌビディア<NVDA>など米半導体株が買われた流れを引き継ぐ形となった。また、前日にストップ高を付けたレーザーテック <6920> [東証P]の買いが続いたほか、上方修正を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]が買い先行で始まったことも指数を押し上げる形となった。ただし、日経225先物は寄り付き直後に3万5920円まで買われ、5日の急落部分を完全に埋めたことから、達成感が意識された。また、52週移動平均線(3万5780円)をキープできなかったことから、ロング解消に向かわせたようだ。3連休前でスキャルピング中心の売買のなか、後場は膠着感が強まりそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引するなか、一時14.25倍まで切り上げる場面もみられたが、その後は14.00倍~14.20倍の直近のレンジ内での推移となった。
株探ニュース