【材料】SBSホールディングス---2Q既存顧客の取引拡大に加え、新規顧客の獲得やEC物流の需要取り込みに注力

SBSホールディングス<2384>は8日、2024年12月期第2四半期（24年1月-6月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.4%減の2,217.39億円、営業利益が同23.1%減の109.58億円、経常利益が同20.7%減の113.85億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同21.1%減の64.56億円となった。

物流事業の売上高は前年同期比0.3%減の2,048.97億円、営業利益は同31.1%減の44.76億円となった。既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得や、EC物流の需要取り込み等に注力したが、企業間物流における取扱量減少等があり、減収減益となった。

不動産事業の売上高は同3.2%減の122.13億円、営業利益は同16.5%減の61.58億円となった。開発事業では、グループ内での3PL、4PL事業を推進するために、顧客の物流ニーズに合った大型倉庫を土地の取得から建設まで一貫して行っている。賃貸事業では、グループで保有する倉庫、オフィスビル、レジデンス等から賃貸収益を得ている。同社は、将来の投資に向け物流不動産を流動化し資金を回収しており、流動化に伴い計上する収益は不動産事業に含めている。当中間会計期間においては、新杉田物流センター（横浜市）の信託受益権の譲渡を実施したが、前中間会計期間における物流不動産流動化の実績を下回ったこともあり、減収減益となった。

その他事業の売上高は同2.8%増の46.28億円、営業利益は同10.5%減の1.78億円となった。その他事業の主なものは、人材派遣事業、マーケティング事業、太陽光発電事業及び環境事業となっている。

2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.2%増の4,500.00億円、営業利益が同6.5%増の210.00億円、経常利益が同3.8%増の205.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の105.00億円とする期初計画を据え置いている。

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　提供：フィスコ