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【材料】ウエスタンデジタルが決算受け大幅安 第1四半期の見通しが予想下回る

(NY時間10:23)(日本時間23:23)
ウエスタンデジタル<WDC> 60.09(-6.97 -10.39%)

 半導体のウエスタンデジタル<WDC>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。粗利益率が改善した。ただ、株価はネガティブな反応。第1四半期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。

 アナリストは、同社の粗利益率については肯定的な見方を示したものの、持続可能性と見通しについては慎重姿勢を崩していない。「第1四半期の粗利益率は好調だったものの、持続性がより注目される。HDD事業における高利益率へのシフトの一部は構造的なものであり、循環的なものではないことが証明されるかもしれない」と述べている。

 また、別のアナリストは「同社は、フラッシュ・ストレージの厳しい需要環境を克服したが、回復には力強さが欠けている。消費の低迷が足かせになっているとはいえ、同社の第1四半期の見通しには慎重な見方が織り込まれている」と評した。

(4-6月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.44ドル(予想:1.17ドル)
・売上高:37.6億ドル 41%増(予想:37.6億ドル)
・粗利益率(調整後):36.3%(予想:33.2%)
・FCF:2.82億ドル(予想:6.81億ドル)

(7-9月・第1四半期見通し)
・売上高:40~42億ドル(予想:42.4億ドル)
・1株利益(調整後):1.55~1.85ドル(予想:1.75ドル)
・粗利益率(調整後):37~39%(予想:35.5%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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