【材料】四電工---1Qは2ケタ増収増益、年間配当金の増配を発表
四電工<1939>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比14.8%増の232.80億円、営業利益が同55.8%増の17.90億円、経常利益が同48.7%増の18.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同51.3%増の12.15億円となった。
同社グループが関連する建設業界においては、設備投資に持ち直しの動きが続くなど受注環境は概ね良好であった半面、資機材価格の上昇や人手不足などにより、受注判断や工事原価、工事進捗への影響に留意が必要な状況にあった。こうしたなか、同社グループの当第1四半期の連結業績は、堅調な工事進捗や資機材の安定調達、徹底した原価管理などにより、増収増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.6%増の1,000.00億円、営業利益が同6.9%減の60.00億円、経常利益が同7.3%減の65.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.5%減の40.00億円とする期初計画を据え置いている。
同日、2025年3月期第1四半期決算における堅調な利益伸長に鑑み、2024年4月26日に公表した中間配当予想および期末配当予想からの増配を発表した。修正後の配当金は、1株につき3株割合の株式分割前の1株当たり年間配当金に換算すると、前回予想の140.00 円から150.00 円となり、実質的に10.00円の増配となる。なお、今回の株式分割は、2024年10月1日を効力発生日としており、基準日を2024年9月30 日とする2025年3月期第2四半期末配当金については、株式分割前の株式が対象となる。
《SO》
提供:フィスコ