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【市況】東京株式(前引け)=急反落、円高進行受け先物主導で波乱展開に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 1日前引けの日経平均株価は前営業日比1007円58銭安の3万8094円24銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は14億2952万株、売買代金概算は3兆2998億円。値上がり銘柄数は85、対して値下がり銘柄数は1551、変わらずは9銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ幅広い銘柄に売りが広がり、日経平均は急落となった。前日の米国株市場ではハイテク株に買いが集まり、ナスダック総合株価指数が大幅に上昇したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も急騰したが、この流れを引き継げず、リスク回避ムードの強い地合いとなっている。日銀が前日の金融政策決定会合で追加利上げを決めたことで、外国為替市場で急速な円高が進み、これが全体相場の下げを助長した。日経平均は先物主導で一時1300円以上の下落をみせる場面もあった。個別株は全体の94%の銘柄が下落する全面安商状となっている。

 個別ではディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などが大幅安に売られたほか、ソフトバンクグループ<9984>の下げも目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。ファーストリテイリング<9983>も安い。ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>、山崎製パン<2212>が急落、コニカミノルタ<4902>も大きく値を下げた。半面、アドバンテスト<6857>が売買代金首位となり大幅高に買われた。日立製作所<6501>が高く、ソシオネクスト<6526>も値を飛ばした。エンプラス<6961>はストップ高で値上がり率とップとなった。

出所:MINKABU PRESS

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