【材料】<動意株・1日>(前引け)=ソシオネクス、東映アニメ、湖北工業
ソシオネクス <日足> 「株探」多機能チャートより
東映アニメーション<4816>=大幅高で底値離脱の動き。7月31日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.0%増の230億5900万円、経常利益は同82.5%増の71億8700万円、最終利益は同70.0%増の53億600万円となった。大幅増益で着地したことを好感した買いが集まっている。「スラムダンク」や「ゲゲゲの鬼太郎」の国内配信権の販売が好調だった。「ワンピース」の海外配信権の販売や「ドラゴンボール」シリーズなどの版権事業が伸び、円安も業績を押し上げた。
湖北工業<6524>=マド開け急伸で新高値。同社はアルミ電解コンデンサーのリード端子で高付加価値品を中心に圧倒的な世界トップシェアを誇るほか、海底ケーブル向け光部品でもニッチトップの位置付けにある。7月31日取引終了後、24年12月期上期(24年1~6月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の14億2700万円から17億8800万円(前年同期比6%増)に増額、2ケタ減益予想から一転して増益見通しに変わった。これがポジティブ視されたほか、同日に光アクセスシステムの分岐数拡大や低消費電力化へ向けて、「単結晶状PLZT薄膜」を活用した超高速光変調器を開発したことも併せて発表、株価の押し上げ材料となっている。
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出所:MINKABU PRESS