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【材料】ボーイングが上昇 冴えない決算も新CEOが決まる オルトバーグ氏=米国株個別

(NY時間09:37)(日本時間22:37)
ボーイング<BA> 191.29(+4.43 +2.37%)

 ボーイング<BA>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上だった。フリーキャッシュフロー(FCF)も予想通りに赤字となり、43億ドルの現金を使い果たしたと発表。これは商業用ジェット機工場の生産を減速させたためで、最初の3カ月間にも同様の資金流出があった。

 ただ、株価は上昇。同社は次期CEO探しに難航していたが、航空業界を引退したベテランのオルトバーグ氏を新CEOに任命したと発表した。64歳のオルトバーグ氏はRTX<RTX>傘下のロックウェル・コリンズ社で幹部を務めていた。8月8日に就任する。カルフーンCEOが3月に退任を発表した後、同社は数カ月に及ぶ不透明な状況にようやく決着が付いた。

 新CEO探しを指揮したモレンコフ会長は「オルトバーグ氏は、航空宇宙業界で深く尊敬されている経験豊富なリーダーだ」と語った。カルフーンCEOは来年3月まで特別顧問を務める。

(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-2.90ドル(予想:-1.82ドル)
・売上高:168.7億ドル(予想:174.6億ドル)
  民間航空機:60.0億ドル(予想:60.3億ドル)
  防衛・宇宙・安全保障:60.2億ドル(予想:62.4億ドル)
  グローバル・サービス:48.9億ドル(予想:50.2億ドル)
・FCF(調整後):-43.3億ドル(予想:-43.4億ドル)
・受注残:5158.7億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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