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【材料】ペイパルが決算受け上昇 通期の1株利益の見通しを上方修正=米国株個別

(NY時間10:21)(日本時間23:21)
ペイパル<PYPL> 63.77(+4.83 +8.19%)

 決済サービスのペイパル<PYPL>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、経常収益も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正している。

 クリスCEOが掲げる金融テクノロジー企業の変革という目標の一環として、引き続き業務の合理化に注力し、通期の利益予想を上方修正した。同CEOは声明で「われわれは2021年以降で最高の利益率の伸びを達成し、戦略的変革も着実に進んでいる」と述べた。

 第2四半期の取引利益は8%増の36億1000万ドルだった。同CEOはまた「われわれは有利な立場で事業を展開し、顧客にサービスを提供し、長期的な利益成長に注力している」と述べた。人気の送金アプリ「ベンモ」は第2四半期の決済総額に7330万ドルを上乗せしている。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.19ドル(予想:1.00ドル)
・経常収益:78.9億ドル 8.2%増(予想:78.2億ドル)
  取引:71.5億ドル 9.1%増(予想:70.8億ドル)
・営業利益(調整後):14.6億ドル(予想:13.1億ドル)
・FCF(調整後):11.4億ドル(予想:10.6億ドル)
・支払総額:4168.1億ドル(予想:4172.7億ドル)
・有効顧客口座数:4.29億件(予想:4.27億件)
・決済取引件数:65.8億件(予想:67.6億件)

(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1桁台後半で増加
・経常収益:1桁台半ばの増加

(通期見通し)
・1株利益:10%台前半から半ばの増加(従来:1桁台半ばから後半の増加)
・FCF:約60億ドル(従来:約50億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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