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【市況】株価指数先物【寄り前】 自律反発を意識するもセンチメントは悪化


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 37700 -30 (-0.07%)
TOPIX先物 2700.5 -2.0 (-0.07%) 
シカゴ日経平均先物 37770 +40
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 25日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500ナスダックは下落。4-6月の実質国内総生産(GDP)速報値が予想以上に伸びたことから、米国の景気減速懸念が和らいだ。米経済がソフトランディングできるとの安心感につながり、景気敏感株などが買われた。ただし、ハイテク株の戻りは鈍く、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>、クアルコム<QCOM>は軟調。決算発表が本格化するなか、決算とあわせて発表した見通しが予想を下回ったハネウェル・インターナショナル<HON>は、5%を超える下落となった。S&P500業種別指数はエネルギー、資本財、食品・飲料・タバコが上昇した半面、メディア、消費者サービス、半導体・同製造装置が下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比40円高の3万7770円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比50円安の3万7680円で始まり、一時3万7330円まで下落幅を広げた。売り一巡後に3万8000円を回復し、その後再び3万7340円まで下げるなど荒い値動きとなった。米国市場の取引開始後は中盤にかけてリバウンドの動きとなり、一時3万8310円まで買われる場面もみられた。ただし、終盤にかけて軟化し、3万7700円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物は前日の大幅下落に対する自律反発が意識されやすく、やや買い優勢で始まることになりそうだ。米国ではハイテク株の弱い値動きが目立つものの、4-6月GDPが予想を上回ったことから景気敏感株を中心に買われた。また、前日の大幅下落の一因となった円相場については、1ドル=153円90銭台と円高加速が一服していることもあり、日米金利差縮小に伴う持ち高調整によるインデックス売りも落ち着きそうだ。

 とはいえ、前日の急落によってセンチメントは悪化している。主要企業の決算発表が本格化するなか、リバウンド狙いのロングは強まりづらい。米金融政策当局者が注視する米個人消費支出(PCE)コア価格指数の発表を控えていることも、積極的な売買を手控えさせそうである。そのため、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。

 日経225先物はボリンジャーバンドの-2σ(3万7680円)辺りでの推移であり、バンドが拡大傾向をみせるなか、-2σ水準での上値の重さが警戒されてくるようだと、-3σが位置する200日移動平均線水準の3万6500円辺りが射程に入ってくる。また、週足のボリンジャーバンドでは、4月の急落以降、支持線として機能していた-1σ(3万8030円)を下回ってきている。まずは、週足の-1σ水準を上回ってくるかが注目される。そのため、オプション権利行使価格の3万7500円から3万8000円でのレンジを想定する。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で13.96倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下落の影響から、朝方は13.91倍に低下して始まった。ただし、円高が進む状況で輸出関連株などTOPIX型に売りが広がるなか、その後は直近の保ち合いレンジ内での推移を継続している。本日もハイテク株の弱さが意識されそうだが、14.00倍を挟んだ直近のボトム水準での推移になりそうだ。

 なお、25日のVIX指数は18.46(前日は18.04)に上昇した。一時19.36まで切り上げてきており、方向性としては4月19日に付けた21.36が射程に入ってきている。20.00を超えてくると慎重姿勢が高まりやすいため、注意が必要であろう。

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