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【材料】アルファベットが決算受け下落 YouTubeの広告収入と設備投資を嫌気=米国株個別

(NY時間09:36)(日本時間22:36)
アルファベットC<GOOG> 174.35(-9.25 -5.04%)

 アルファベット<GOOG>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高は予想を上回った。ただ、グーグル広告収入は予想を上回ったものの、YouTubeの広告収入が予想を下回った点が嫌気されている模様。また、設備投資が予想以上だった点も嫌気。一方、注目のクラウド部門は29%の増収となり予想も上回った。

 アナリストは「好調な検索エンジンの成長と生成AIを活用した複数の新たな成長を第2四半期は反映した。しかしYouTubeが期待外れだった点と、設備投資が再び小幅に増加した点はネガティブ」と述べている。

 同社はかつて、AI競争で先行していたが、オープンAIやマイクロソフト<MSFT>との競争に耐えられることを証明するためにチャットボットを推進している。Gメール、グーグルドキュメント、検索などの広く使われているすべてのサービスにAIを組み込むことを急いでいるが、いまのところ結果はまちまちといった状況。
 
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.89ドル(予想:1.84ドル)
・売上高(TAC除く):713.6億ドル(予想:707億ドル)
・売上高:847.4億ドル(予想:843.7億ドル)
  グーグル広告:646.2億ドル(予想:645.3億ドル)
  YouTube広告:86.6億ドル(予想:89.5億ドル)
  グーグル検索とその他:485.1億ドル(予想:476.5億ドル)
  グーグルネットワーク:74.4億ドル(予想:78.7億ドル)
  グーグル・サブスク、プラットフォーム、デバイス:93.1億ドル(予想:93.8億ドル)
  グーグルサービス:739.3億ドル(予想:735.8億ドル)
  グーグル・クラウド:103.5億ドル、29%増(予想:100.9億ドル)
・営業利益:274.3億ドル(予想:263.7億ドル)
・営業利益率:32%(予想:31.8%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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