【市況】日経平均は304円高、寄り後は底堅く推移
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均は304円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.58%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.00%上昇と、ダウ平均(0.32%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、日経平均は昨日までの4日続落で1600円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、米大統領選の動向が警戒され、また、今週から本格化する内外企業の四半期決算を見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きがあった。また、日経平均は昨日、40000円強に位置する25日移動平均線を約1カ月ぶりに下回って取引を終えたことから、相場は調整局面に入ったとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は底堅く推移している。
《SK》
提供:フィスコ