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【材料】ネットフリックスが決算受け時間外で横ばい 決算は好調=米国株個別

(NY時間17:09)(日本時間06:09)時間外
ネットフリックス<NFLX> 640.90(-2.14 -0.33%)

 ネットフリックス<NFLX>が時間外で横ばい。引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、注目の有料ストリーミング純増数も805万人増と37%増加し、予想も大きく上回った。競争相手に対するリードを広げている。

 パスワード共有の取り締まりと広告付きプランの導入により、同社はパンデミックに沸いた2020年の好景気に次ぐ、2番目に好調な上半期となった。広告付きの安価なプランが提供されている市場では、そのプランが第2四半期の新規契約数のほぼ半分を占め、来年は大手スポンサーにアピールするのに十分な規模になると述べている。

 ただ、株価は決算発表後に時間外で一旦売りの反応を見せた。第3四半期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気された模様。しかし、好調な決算でもあり、次第に買い戻されている。

 同社は来年、加入者数の報告を停止する予定であり、多くのアナリストは今後の成長について悪い兆候だと解釈している。しかし、今年1700万人以上の新規顧客を獲得した同社は通期の営業利益率の見通しを引き上げている。

 経営陣はビデオゲームへの投資を増やしており、毎月1タイトルの新作をリリースする計画。年後半には韓国のイカゲームにインスパイアされたビデオゲームを、同番組の第2シーズン開始に合わせて制作する予定。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益:4.88ドル(予想:4.74ドル)
・売上高:95.6億ドル 17%増(予想:95.3億ドル)
・ストリーミング有料純増数:+805万 37%増(予想:+487万)
  北米:+145万人 24%増(予想:+119万人)
  EMEA:+224万人 7.8%減(予想:+156万人)
  LATAM:+153万人 25%増(予想:+95.5万人)
  APAC:+283万人(予想:+125万人)
・ストリーミング有料会員数:2億7765万人 16%増(予想:2億7378万人)
・営業利益率:27.2%(予想:26.5%)
・FCF:12.1億ドル 9.4%減、予想:16.1億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益:5.10ドル(予想:4.74ドル)
・売上高:97.3億ドル(予想:98.3億ドル)
・営業利益率:28.1%(予想:25.7%)

(通期見通し)
・売上高:14~15%増
・営業利益率:26%(従来:25%)(予想:25%)
・FCF:約60億ドル(予想:65.9億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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