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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):オープンH、レゾナック、エニマインド

オープンH <日足> 「株探」多機能チャートより
■オープンハウスグループ <3288>  5,527円  +150 円 (+2.8%)  本日終値
 オープンハウスグループ<3288>が反発。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は6250円とした。同社は、東京23区、横浜・川崎など都心部を中心に戸建て住宅の開発・販売を手掛けており、狭小地をうまく活用した比較的リーズナブルな価格設定を強みとしている。在庫処分を積極化する影響もあり、24年9月期の連結営業利益は前期比12.9%減の1240億円の見通し。ただ、同証券では25年9月期の同利益は1400億円を見込んでいる。26年9月期を最終年度とする中期経営計画では、3年間累計で成長投資に5000億円を充てる計画であり、来期以降は成長トレンドに回帰するとみている。

■レゾナック <4004>  3,922円  +105 円 (+2.8%)  本日終値
 レゾナック・ホールディングス<4004>が続伸。16日の取引終了後、台湾ハードディスクメディア事業終了に伴う清算手続きの一環として、レゾナックHD・タイワン(RHDT)社が保有する固定資産を譲渡すると発表。それに伴い、24年12月期に譲渡益約84億8000万円を特別利益として計上することが好材料視された。

■エニマインド <5027>  1,263円  +32 円 (+2.6%)  本日終値
 AnyMind Group<5027>が3日続伸。午前9時ごろ、グーグル・クラウド・パートナー・アドバンテージ・プログラムにおいて、サービスパートナー認定を取得し、グーグル・クラウド生成AIソリューション支援パートナーのエコシステムに参加したと発表しており、好材料視された。今後はマーケティング向け生成AIパートナーとして、ブランド企業に対して生成AIを活用したマーケティング戦略の策定から導入、運用までを包括的にサポートするとしている。

■ホギメディカル <3593>  4,270円  +95 円 (+2.3%)  本日終値
 ホギメディカル<3593>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、27年3月期に営業利益75億円(24年3月期41億6900万円)を目指す中期経営計画を策定したと発表しており、意欲的な計画との評価から買われたようだ。プレミアムキットなど収益性の高い製品へ経営リソースを集中する一方、収益性の低い、またはコア製品とシナジーの小さな製品は再編を検討するという。また、ASEANを中心に強みを生かした販売戦略が展開できるエリアへ注力し海外事業を推進するとしている。

■アイル <3854>  2,720円  +60 円 (+2.3%)  本日終値
 アイル<3854>が4日続伸。16日の取引終了後、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL(クロスモール)」が、AnyReach(東京都中央区)の提供するeギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」と注文情報の連携を開始したと発表しており、好材料視された。「AnyGift」は、相手の住所を知らなくてもLINEやメールを通じてギフトを贈る「eギフト機能」を、ECサイトに組み込むことができるサービス。今回の連携により、住所入力が完了すると「CROSS MALL」へ届け先住所の付与された注文情報が自動的に送られるため、eギフトを利用するEC事業者の負荷を大幅に軽減し、出荷までがスムーズになるという。また、eギフトを利用していないEC事業者は業務の変更なしに新たな販売形態を検討できることになり、利便性向上による顧客基盤強化につながることが期待されている。

■八洲電機 <3153>  1,967円  +40 円 (+2.1%)  本日終値
 八洲電機<3153>はマドを開け上値追いに拍車がかかっている。空調設備や照明、受変電システムなどを取り扱う電機商社。国内でも生成AIの本格普及を背景としたデータセンター増設・新設需要が見込まれるが、同社は日立系ということもあり、データセンター向け空調や電力設備需要を業績に反映する公算が大きい。前期に続き今期も営業最高益更新が続く見通しで、株式市場でもにわかに頭角を現している。株価は戻り売り圧力のない上場来高値圏を突き進む展開にあり、未踏の2000円台での活躍も視界に入っている。

■HENNGE <4475>  1,082円  +22 円 (+2.1%)  本日終値
 HENNGE<4475>が4日続伸。午前11時30分ごろ、クラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」が、プラスアルファ・コンサルティング<4071>の提供するタレントマネジメントシステム「タレントパレット」へのシングルサインオン連携に対応したと発表しており、好材料視された。今回の連携により、「HENNGE One」を利用する企業は、「タレントパレット」へのシングルサインオンが可能となり、わずらわしい複数ID、パスワードの管理が一元化されることで業務の効率化を実現できるという。更に、IP制限やデバイス証明書などの多要素認証によるアクセス制御機能によって、不正アクセスのリスクを防ぎながら「タレントパレット」を安心して利用できるようになるとしている。

■OSG <6136>  2,078円  +38.5 円 (+1.9%)  本日終値
 OSG<6136>が反発。16日の取引終了後、ベルギー子会社を通じて、眼鏡・眼内レンズ向けダイヤモンド工具の世界的メーカーであるオランダのプレシジョン・ツール・ホールディングの全株式を7月23日付で取得すると発表しており、好材料視された。OSGでは、中期経営計画の重要施策の一つとして、微細精密加工分野の拡大を掲げており、今回の買収は新たな顧客層の開拓を行ううえでの取り組みの一環。グループにとって新たな顧客分野とダイヤモンド工具の研削技術の獲得につながり、微細精密加工分野の売り上げを更に拡大させ、グローバルな成長を加速させることが期待されている。なお、24年11月期業績への影響は精査中としている。

■コニカミノルタ <4902>  470.5円  +7.7 円 (+1.7%)  本日終値
 コニカミノルタ<4902>が3日ぶりに反発。この日、富士フイルムビジネスイノベーション(東京都港区)と、複合機・オフィス向けプリンター・プロダクションプリンター事業における原材料及び部材調達の連携を図る合弁会社を設立すると発表しており、好材料視された。新会社は、富士フイルムビジネスイノベーション75%、コニカミノルタ25%の出資で9月30日に設立する予定。合弁会社を通じて両社が保有する幅広いサプライヤーネットワークを活用することで、商品の強固な供給体制の構築や業務プロセスの効率化など、事業基盤の強化に取り組むとしている。

■ブロードリーフ <3673>  613円  +8 円 (+1.3%)  本日終値
 ブロードリーフ<3673>が高い。午後0時30分ごろ、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が従来予想の81億5000万円から84億円(前年同期比13.7%増)へ、営業損益が5億円の赤字から1億円の赤字(前年同期11億1100万円の赤字)へ、最終損益が4億円の赤字から6000万円の赤字(同8億2600万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。パソコン、プリンターや釣銭機などハードウェアの需要を前倒しで取り込んだほか、機械工具商、携帯電話販売業や旅行業向けパッケージソフトの販売が順調だったことが要因という。また、業務プロセスの効率化を推進し管理業務に係るコストの削減に努めたほか、広告宣伝費や営業活動費の一部を下期へ繰り延べたことも寄与した。

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