【材料】プログリット---3Qは2ケタ増収増益、期末配当の開始を発表
プログリット <日足> 「株探」多機能チャートより
プログリット<9560>は10日、2024年8月期第3四半期(23年9月-24年5月)決算を発表した。売上高が前年同期比49.2%増の31.79億円、営業利益が同69.8%増の7.44億円、経常利益が同69.6%増の7.35億円、四半期純利益が同81.4%増の5.37億円となった。
同社においては、英語コーチングサービス「プログリット」において、集中学習によって飛躍的に英語力を向上させるために、顧客ごとにカスタマイズしたカリキュラムの設計、英語学習を継続させる習慣を身につけるためのコンサルタントによるサポート、という主に2つの特徴において、継続的な品質向上と改善に取り組んでいる。また、シャドーイングに特化したサブスクリプション型の英語学習サービスである「シャドテン」は学習コンテンツの拡充やアプリの顧客体験改善等を行うことにより、有料課金ユーザー数は堅調に推移している。さらに、2023年12月19日にスピーキングに特化した新サービスである「スピフル」をローンチした。スピフルは、スピーキング力を上げるために必要なトレーニングの口頭英作文と実践の独り言英会話の双方を実施することに加え、AI添削による「振り返り」を行うことで、スピーキング力を向上させるサブスクサービスとなっている。
2024年8月期通期については、売上高が前期比40.6%増の42.50億円、営業利益が同50.9%増の7.50億円、経常利益が同50.1%増の7.40億円、当期純利益が同49.7%増の5.40億円とする4月10日に上方修正した業績予想を据え置いている。なお、決算説明資料及び決算説明会にて、売上高及び営業利益が通期業績予想を超過する見通しと発表している。
また同日、本年度において過去最高の売上高及び利益(営業利益・経常利益・当期純利益)を見込んでおり、今後も高い収益性を維持しながら事業拡大が可能であるとして、2024年8月期の期末配当金について、1株当たり配当予想を0.00円から13.00円と配当の開始を発表した。
《SI》
提供:フィスコ