【材料】いちご---私募リート事業へ参入
いちご <日足> 「株探」多機能チャートより
いちご<2337>は8日、東祥東海リート投資法人(以下、「東祥東海リート」)の全投資口および東祥アセットマネジメントの全株式を取得することを発表した。
同社は、不動産の保有・運営や心築ノウハウといった強みを軸とし、ノンアセット事業によるストック収益の獲得機会を拡大しており、アセットマネジメント事業のさらなる強化を推進している。今回の私募リート事業への参入により、この方針をさらに強力に推進していく模様。東祥東海リートは、取得時点では愛知県に所在するレジデンス24物件を保有する予定である。本取得により、同社は東祥東海リートの投資口を一時的に100%保有する予定であり、取得後は外部の投資家からの投資資金を募り、東祥東海リートの価値向上を実現すべく、同社の心築ノウハウを活用し運用にあたるとともに、スポンサーとして成長を支援していくとしている。同社アセットマネジメント事業については、いちごオフィスリート投資法人<8975>といちごホテルリート投資法人<3463>の2つのJ-REITおよびいちごグリーンインフラ投資法人<9282>、私募ファンドの運営のほか、セキュリティ・トークンを活用した新たなデジタル不動産商品である「いちご・レジデンス・トークン」事業も開始し、順調に成長させている。今回の私募リート事業への参入により、同社が保有する心築資産を活用した投資商品の幅を拡大する狙いだ。
私募リートの投資口および資産運用会社株式の引渡しは2024年8月1日を予定。
《SO》
提供:フィスコ