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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):トヨタ、ディスコ、ジェイドG

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■トヨタ自動車 <7203>  3,319円  -72 円 (-2.1%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、SUBARU<7270>など自動車株が軟調に推移。外国為替市場でドル円相場は午後に入り一時1ドル=160円50銭台まで下落した。朝方の161円40銭近辺から90銭近くドル安・円高方向に振れている。円安が業績に追い風となる自動車株に対しては、売りを促す要因となったようだ。今晩に米6月の雇用統計の公表を控えており、持ち高調整目的のドル売り・円買いの動きが出たとみられている。

■ディスコ <6146>  63,240円  -1,340 円 (-2.1%)  本日終値
 ディスコ<6146>が朝高後に下げに沈んだ。同社は4日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の単体売上高と出荷額の速報値について開示した。売上高は前年同期比56.0%増の685億円と大幅な増加となり、直近の予想の629億円を上回って着地した。これを手掛かりに朝方は買いが先行したものの、上値の重さが意識され、利益確定目的の売りに押される格好となった。出荷額は同50.8%増の857億円。生成AI関連装置などの需要が堅調に推移し、全体の出荷額は四半期で最高を記録したとしている。

■ジェイドグループ <3558>  1,922円  +297 円 (+18.3%)  本日終値
 ジェイドグループ<3558>は大幅高。4日の取引終了後、3月に子会社化したマガシークについてM&A翌月以降、単月の営業利益(速報値)が改善していると発表した。3月に2100万円の赤字だったマガシークの営業損益は4月に5600万円と黒字に転換し、5月は8900万円になったという。これを好感した買いが入った。

■G-FACTORY <3474>  681円  +100 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 G-FACTORY<3474>がストップ高。2018年8月以来の高値圏に浮上している。4日に水産庁がニホンウナギの完全養殖技術の研究成果に関する報告会を行ったと国内メディア各社が報じている。稚魚となるシラスウナギの生産コストを大幅に引き下げたなどとする研究成果が公表され、商業化への期待が膨らんでいる。飲食店向けの経営サポート事業を展開するG-FACは、グループでうなぎ料理の「名代 宇奈とと」を展開しているとあって、思惑買いが集まり株高に弾みがついたようだ。

■ドーン <2303>  2,149円  +91 円 (+4.4%)  本日終値
 ドーン<2303>が大幅高。同社は地理情報システムの開発及びクラウドサービス事業を展開し、業績は増収増益基調を長期にわたって続けている。4日取引終了後に電気通信工事大手のエクシオグループ<1951>と官公庁向け防犯分野で業務提携することを発表した。ドーンは防犯分野のソリューションにおいて、映像機器から得られる情報にエッジAI技術を活用した社会課題解決サービスの創出に向け研究を推進中。そうしたなか、今回の提携で両社が保有する技術、リソース、導入拡大ノウハウを組み合わせることにより、エッジAI技術を用いた「防犯」分野に関するソリューション開発、サービス導入拡大を共同で進める構えを見せている。また、同日にエッジAI技術に強みを持つtiwaki(滋賀県草津市)と資本・業務提携することも併せて発表しており、これらが株価を強く刺激する格好となった。

■INCLUSIVE <7078>  716円  +22 円 (+3.2%)  本日終値
 INCLUSIVE<7078>が4日続伸。この日の寄り前に、Web3ゲームのプラットフォーム開発などを手掛けるSHAKE Entertainment(東京都港区)と包括的パートナー契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回締結したパートナー契約はAIとWeb3分野の事業開発を共同で進めるのが狙い。INCグループのメディアやコンテンツ企画力と、SHAKE社の先進的なエンターテインメント分野における技術を掛け合わせることで、クロスボーダーな事業の共同創出を目指すとしており、最初の取り組みとして、INCグループのCROSS FMが開始する「CROSSボイスノベルプロジェクト」において、オリジナルのボイスノベル(音声小説)を制作・配信する。また今後は、ブロックチェーンやAIの技術を活用して、WEBTOONやアニメなどへの複合展開を計画しているという。

■JDSC <4418>  704円  +18 円 (+2.6%)  本日終値
 JDSC<4418>が反発。同社は4日取引終了後、国内初の技術実証公募として環境省に採択された「再生可能エネルギー推進技術等の評価・実証事業」を東急不動産ホールディングス<3289>傘下の東急不動産と共同で進めると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この技術実証事業は、環境省がエネルギー対策特別会計による二酸化炭素(CO2)削減の一環として実施し、ネイチャーポジティブ(自然再興)とカーボンニュートラルの同時達成を目指す初の公募。今回採択された事業は「自然を生かした解決法によるネイチャーポジティブに資する再生可能エネルギー技術の実証事業」であり、再生可能エネ事業地の太陽光パネルの設置において、パネル下部の植生管理を適切に行うことで、植物の蒸散作用を生かしたパネル温度の低下や、施設周辺の自然生態系を豊かにする取り組みの導入拡大を目的としている。

■カルラ <2789>  464円  +9 円 (+2.0%)  本日終値
 カルラ<2789>がしっかり。4日の取引終了後に発表した6月度の売上高で、既存店売上高が前年同月比16.9%増となり、18カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同14.5%増と2ケタ増となったことが寄与した。

■NEXYZ.Group <4346>  720円  +12 円 (+1.7%)  本日終値
 NEXYZ.Group<4346>は朝安スタートもその後プラスに転じた。午前11時ごろ、八十二銀行<8359>と脱炭素支援でビジネスマッチング契約を締結したと発表しており、好材料視された。八十二銀行の顧客に対して、LED照明をはじめとした省エネ設備の導入を通じたCO2排出削減・脱炭素への取り組みの支援を行うという。

■ブックオフG <9278>  1,451円  +24 円 (+1.7%)  本日終値
 ブックオフグループホールディングス<9278>はしっかり。4日の取引終了後、6月の売上状況を発表。国内ブックオフ事業の既存店売上高は前年同月比7.3%増とプラス基調を継続した。アパレルや書籍、貴金属・時計・ブランドバッグ、家電・携帯電話などの売上高が前年を上回った。全店ベースでは同8.9%増だった。

●ストップ高銘柄
 テクニスコ <2962>  612円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値
 セルシード <7776>  540円  +80 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 シンワワイズ <2437>  387円  -80 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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