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【注目】ゼレンスキー大統領、トランプ氏は戦争終結計画あるなら今説明を

 ウクライナのゼレンスキー大統領は再選を目指すトランプ前大統領に対し、ロシアとの戦争を速やかに終わらせる同氏の計画を明らかにするよう求めた。いかなる提案もウクライナの主権を侵害するものであってはならないとくぎを刺している。大統領がブルームバーグのインタビューで述べた。

 「トランプ氏がこの戦争を終わらせる方法を知っているというのなら、いますぐ伝えるべきだ」と発言。「ウクライナの独立が脅かされるリスクはあるか、独立国家の地位を失うのか。リスクに備えたいし、われわれは知りたい」と語った。

 トランプ氏は、自分なら来年1月の大統領就任時までに戦争を終結できると豪語している。先週のバイデン氏とのテレビ討論では、ウクライナの国防に米国が多額の資金を拠出していることを非難し、ウクライナは「戦争に勝てない」と断言した。

 インタビューで、ゼレンスキー大統領は西側支援国による兵器供給の遅れに遺憾の意を示すとともに、トランプ氏と会談して提案内容に耳を傾ける用意が可能性としてあると表明した。

 「トランプ氏のチームが私やウクライナ市民、ウクライナの子供たちの命をもてあそんではならない」と述べ、「11月に米国の強力な支援が得られるのか、見捨てられるのか、理解したい」と続けた。

 ウクライナとロシアが戦場で膠着しているとの考えには反発し、ウクライナ軍は兵力の点で1カ月前に比べて改善していると主張。新たな攻勢は兵器が整うかが問題だと語った。


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