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【市況】米中部の製造業は一段と冷え込む カンザスシティ連銀調査

 経済と政治の先行きが不透明な中、米中部の製造業の活動は6月にやや冷え込んだ。カンザスシティ連銀がこの日発表した6月の製造業景気指数は5月のマイナス2からマイナス8に低下した。市場の予想はマイナス4だった。ただ、将来の景況感に対する期待は依然として明るい。

カンザスシティ連銀の調査はミズーリ州西部3分の1、カンザス州全域、コロラド州、ネブラスカ州、オクラホマ州、ワイオミング州、ニューメキシコ州北半分の製造業を対象としている。

 指数はサプライヤーの納期と価格上昇を示す指数を除き、雇用と生産を含め、全てマイナスとなり、先月より低下した。しかし、同連銀によると、企業の生産と雇用の増加に対する期待は引き続き強いという。しかし、インフレは引き続き消費者の商品需要を妨げているとも付け加えた。

 先週発表になった6月調査の米製造業PMIによると、製造業の活動は全米で少し加速していたが、この地域の工場活動は低下している。

出所:MINKABU PRESS

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