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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、明日のインフレ指標を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,523.00(-20.50)
ナスダック100先物  19,916.75(-95.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は120ドル安。米金利は上昇基調を維持し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


26日の主要3指数は小幅高。前日終値付近でのもみ合いでナスダックとS&Pは続伸、ダウは15ドル高の39127ドルと小幅ながらプラスに転じた。25日にボウマン連邦準備制度理事会(FRB)理事がインフレ抑制に向け、追加利上げも辞さないとの見解を示し、引き締め長期化を警戒した売りが出やすい地合いとなった。半面、アマゾンの強含みでハイテク買いが優勢となったほか、ホーム・デポなど消費関連が買い戻され相場を支えた。


本日は底堅い値動きか。FRBはインフレ抑制まで引き締め的な金融政策を堅持する方針で、売り先行の見通し。ただ、今晩発表の1-3月期国内総生産(GDP)確定値が下方修正されれば、減速懸念で売り先行。半面、物価上昇圧力が弱まれば、早期利下げを見込んだ買いが入りやすい。過度な金利高が抑えられれば、主力ハイテクを中心に買いは継続しよう。とはいえ、明日のコアPCE価格指数を見極める展開となり、上昇は限定的とみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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