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【市況】株価指数先物【昼】 TOPIX型主導で3万9000円回復


 日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の3万8990円(+0.64%)前後で推移。寄り付きは3万8770円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8710円)を上回り、小幅ながら続伸で始まった。ロング優勢のなかで現物の寄り付き直後には3万8900円まで買われた。その後は同水準での上値の重さが意識されるなか、中盤にかけて軟化し一時3万8730円と下落に転じる場面も見られた。ただし、終盤にかけて再動意をみせており、節目の3万9000円を回復してきた。

 日経225先物は、買い一巡後にいったん下落に転じたものの、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出株や中外製薬 <4519> [東証P]など薬品株、さらに商社株などが買われており、TOPIX型主導で日経平均株価を牽引するなか、ショートカバーを誘う形となった。また、値がさハイテク株はエヌビディア<NVDA>の下落の影響から売りが先行したものの、一部では下げ渋る動きがみられたことも、ショートカバーに向かわせたようだ。

 日経225先物は75日移動平均線を突破し、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8970円)水準まで上昇した。達成感が意識されてくると考えられるが、週足の+1σは3万9090円に位置しており、同水準に接近するようだと、ショートカバーの動きが一段と強まりやすいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.02倍に低下した。14.09倍で始まり、その後は25日線(14.06倍)辺りでの膠着をみせていたが、終盤にかけて低下する形となった。TOPIX型主導の相場展開のなかで25日線を下回ってきており、NTショートに振れやすい。

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