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【材料】トリケミカルがマド開け急伸で75日線越え、先端半導体向け材料で存在感放つ

トリケミカル <日足> 「株探」多機能チャートより
 トリケミカル研究所<4369>がマドを開けて大幅高、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを目前に、それより一足早く中期の上値抵抗ラインであった75日線をきれいに上抜いた。同社は先端半導体の製造に必要な高純度化学薬品の多品種少量生産で圧倒的な競争力を誇る。特に絶縁膜材料での実績が高いほか、シリコン酸化物よりも高い誘電率を特長とする「High―K」がAI用半導体のHBM(広帯域幅メモリー)向けで拡大余地が大きいとみられている。海外売上高比率が7割近くを占めるが、市場では「最先端半導体量産を目指す日の丸半導体会社ラピダス関連の案件獲得が中期的に期待できる」(中堅証券ストラテジスト)として注目度が高い。「直近では前週末21日付でモルガン・スタンレーMUFG証券が同社の第2四半期以降の業績回復の確度が高まったとして、レーティングをオーバーウェートに引き上げ、目標株価を5700円に上方修正したことで投資家の視線が集まったようだ」(同)としている。

出所:MINKABU PRESS

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