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【市況】スミス&ウェッソンが決算受け大幅安 5-7月期に約10%の減収見込む=米国株個別

(NY時間09:58)(日本時間22:58)
スミス&ウェッソン<SWBI> 14.47(-1.93 -11.77%)

 銃器やアウトドア用品を手掛けるスミス&ウェッソン・ブランズ<SWBI>が下落。前日引け後に2-4月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。

 ただ、株価は冴えない反応。5-7月期(第1四半期)の売上高が約10%の減収となる見通しを発表したことが嫌気されている。「ライフル銃の伸びが拳銃の落ち込みを部分的に相殺するものの、数量、金額ともに減少すると予想している」と述べた。

 同社は選挙が近づくにつれて第2四半期は少し回復を見込んでおり、その結果、上半期の売上高は前年比で緩やかな減少に留まると予想している。

 2025年度通期の売上高は1桁台半ばから後半の伸びを予想、目先の需要は当初の予想より弱く、売上は年後半に偏重すると見ている。

 「チャネル在庫は良好な状態にあり、社内外の在庫変動による重大な影響は予想していない。特に典型的な夏の減速期には、ハンドガンの価格と平均販売価格(ASP)に逆風が吹くと見ている」とも述べた。

(2-4月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.45ドル(予想:0.36ドル)
・売上高:1.59億ドル(予想:1.57億ドル)
・粗利益率(調整後):35.5%(予想:32.4%)
・営業利益(調整後):2540万ドル(予想:2140万ドル)

【企業概要】
 米国内外の射撃・狩猟・アウトドア愛好者や警備・軍事機関向けに、火器及び付属品とアウトドア用品を開発・設計・製造・販売し、アフターサービスも行う。短銃やライフルなどの銃と関連用品・ナイフや切削工具などのアウトドア用品を扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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