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【市況】ダウ先物は小幅安 今週も3週連続で週足陽線で終わりそうな気配=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 39538(-37.00 -0.09%)
S&P500 5541.00(-3.50 -0.06%)
ナスダック100先物 20033.50(+2.00 +0.01%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安で推移しているほか、ナスダック100、S&P500も小動き。前日はS&P500が一時5500を突破する場面が見られたものの、先導役となっていたエヌビディア<NVDA>が利益確定売りに押され、指数をサポートしてきたAI関連銘柄も一斉に売りが強まっていた。

 しかし、S&P500は今週も3週連続で週足陽線で終わりそうな気配となっている。高値警戒感も出ていた中で前日は調整が入ったとの見方が多く、市場の楽観ムードに変化はない。

 「季節的な調整で商いが少ない時期だが、日々の取引に大きな動きはない。少し行き過ぎた兆候も見え始めているが、信じられないほどの勢いがあり、それは今週も続いている」といった声も出ている。

 一方、前日はAI関連が利益確定売りに押された中で、その他のエネルギーや金融、公益などの出遅れ銘柄に物色の矛先が回っていた。AIブームで圧迫されていたソフトウエア関連の一角も買い戻されていた。指数への寄与度が小さくなっているため、目立った感じはないが、消費の鈍化など景気減速も警戒される中で、続くかどうか注目される。

 ナイキ<NKE>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の110ドルから120ドルに引き上げた。前日終値よりも26%高い水準。

 銃器やアウトドア用品を手掛けるスミス&ウェッソン・ブランズ<SWBI>が決算を受け時間外で下落。5-7月期(第1四半期)の売上高が約10%の減収となる見通しを発表したことが嫌気されている。

 遺伝子治療のサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が時間外で急伸。FDAが遺伝子治療薬「エレビディス」の4歳以上のデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療への使用拡大を承認した。

 航空機の製造を請け負うスピリット・エアロシステムズ<SPR>が時間外で上昇。同社はボーイング<BA>の元子会社だが、ボーイングが同社の買収で合意に近づいていると伝わった。

ナイキ<NKE> 96.75(+1.18 +1.23%)
スピリット・エアロ<SPR> 33.10(+1.44 +4.55%)
サレプタ<SRPT> 164.00(+40.50 +32.79%)
スミス&ウェッソン<SWBI> 15.78(-0.62 -3.78%)

アップル<AAPL> 211.05(+1.37 +0.65%)
マイクロソフト<MSFT> 446.30(+0.60 +0.13%)
アマゾン<AMZN> 186.47(+0.37 +0.20%)
アルファベット<GOOG> 177.93(+0.22 +0.12%)
テスラ<TSLA> 181.21(-0.36 -0.20%)
メタ<META> 501.59(-0.11 -0.02%)
エヌビディア<NVDA> 127.63(-3.15 -2.41%)
AMD<AMD> 161.40(-0.38 -0.23%)
イーライリリー<LLY> 883.00(-2.99 -0.34%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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