市場ニュース

戻る
 

【材料】インバウンドプラットフォーム:訪日外国人数は伸びしろが大きく持続的な成長が期待される

インバPF <日足> 「株探」多機能チャートより

インバウンドプラットフォーム<5587>は、訪日旅行客や、日本に居住している外国人向けに、モバイルネットワーク事業、ライフメディアテック事業、キャンピングカー事業の3つの事業を展開している。

売上高の8割強を占めるモバイルネットワーク事業では訪日外国人向け並びに日本人の海外旅行者・国内法人向けにWi-Fi端末レンタルやeSIMサービスの提供を行っている。売上高の10%程度を占めるライフメディアテック事業では、新幹線の予約また空港送迎の予約に応じて受け取る手数料収入が大きな割合を占めている。加えて、今期中のバス予約およびレンタカー予約のサービス開始を目指しており、モビリティ領域のサービス拡充を図っている。

24年9月期上期業績は、売上高は前年同期比26.5%増の1,097百万円、営業利益は同51.1%減の64百万円となった。コロナ禍が終了し訪日外国人数が回復していることで、トップラインは大幅な伸長となった。一方収益性は、インバウンド需要の高まりにより、関連する広告出稿費用が高くなり、業績の圧迫要因となっている。一時的に利益率が低下しているが、訪日外国人数については伸びしろが大きく、同社業績についても持続的な成長が期待される。訪日外国人の過去最高は2019年の3,188万人であるが、2024年は最高更新が確実視されている。政府では2030年の6,000万人を目標としている。

《NH》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均