【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミガロHD、リンクバル、燦キャピタル
ミガロHD <日足> 「株探」多機能チャートより
ミガロホールディングス<5535>はストップ安。東京証券取引所が17日の取引終了後、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を18日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を実施すると発表。また、日本証券金融も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を18日売買分から50%(同20%)にすると発表した。これらの発表を受けて、信用取引による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感から売られたようだ。
■リンクバル <6046> 169円 +23 円 (+15.8%) 一時ストップ高 本日終値
リンクバル<6046>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は17日、オープンハウスグループ<3288>と協業して「住まいと大切な人との出会い」をテーマとするイベント・サービスを展開すると発表。これが材料視されたようだ。同社は自治体や異なる業種の企業とのコラボレーションを積極的に行っており、オープンHとは恋活・婚活イベント「LOVE FES」で、生活に対する価値観が合う相手との出会いを提供する企画を実施してきた経緯がある。今回の取り組みでは、今まで以上に生活に対する価値観が合う相手と出会えるよう東京・大阪での「LOVE FES」拡大開催、及びオープンHのショールームを会場とした恋活・婚活パーティーの開催、そしてリンクバルのマッチングアプリCoupLink(カップリンク)での「家の条件」マッチング機能の搭載といった共同企画を行うとしている。
■燦キャピタル <2134> 25円 +3 円 (+13.6%) 本日終値
17日に発表した「アウトドアレジャー施設と業務提携」が買い材料。
アウトドアレジャー施設を運営する冒険の森と業務提携。
■サイバーリンクス <3683> 850円 +96 円 (+12.7%) 本日終値
サイバーリンクス<3683>は大幅高。同社は17日、物価上昇やIT人材の慢性的不足などの経営環境の変化を受け、原則として10月から全サービスの料金を改定すると発表。改定率は10%の増額(一部サービスは20%の増額)を予定しており、これが買い手掛かりとなったようだ。
■トラースOP <6696> 685円 +71 円 (+11.6%) 一時ストップ高 本日終値
トラース・オン・プロダクト<6696>が朝安後に切り返した。東京証券取引所が17日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を18日売買分から解除すると発表。取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われたようだ。日本証券金融も18日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。
■売れるネット広告社 <9235> 2,315円 +212 円 (+10.1%) 一時ストップ高 本日終値
売れるネット広告社<9235>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、上場1周年を迎えるのを記念して記念株主優待を実施すると発表したことが好感された。24年7月末時点で100株以上を保有する株主を対象に一律でクオカード1000円分を贈呈する。
■ココペリ <4167> 471円 +43 円 (+10.1%) 一時ストップ高 本日終値
ココペリ<4167>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は17日取引終了後、中小企業の海外展開を支援する「BIG ADVANCE GLOBAL」を新たに開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。このサービスは、中小企業が安心して海外企業と商談を進められるよう海外の現地金融機関と連携すると同時に、人工知能(AI)がマッチング候補の企業を自動ピックアップ、連絡手段であるチャットやビデオコールの自動翻訳、貿易保険の加入、電子契約などの機能が搭載されるという。
■ナガオカ <6239> 1,746円 +117 円 (+7.2%) 本日終値
ナガオカ<6239>が急反発。17日の取引終了後、中国子会社である那賀設備(大連)がスクリーン・インターナルの大口受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが入った。スクリーン・インターナルは、石油精製・石油化学・肥料プラントの心臓部で反応・抽出・分離などの工程に使用される内部装置。中国のプロピレンプラントにおいて設備更新需要があり、認証メーカーとしてスクリーン・インターナルを長年製造・供給してきた実績や品質が評価されたという。受注金額は約4億6000万円で、納期は25年1月という。なお、24年6月期業績への影響はないとしている。
■カルナバイオサイエンス <4572> 404円 +24 円 (+6.3%) 本日終値
カルナバイオサイエンス<4572>が3日ぶりに急反発した。17日の取引終了後、次世代型BTK阻害剤の「AS-1763」について、成熟B細胞腫瘍を対象としたフェーズ1b試験での安全性・有効性に関する初期データのポスター発表を欧州血液学会で行ったと発表。有望な初期データに基づき、今年中に用量拡大パートを開始する計画を示した。新薬の早期実用化を期待した買いが入ったようだ。
■RI <9214> 1,493円 +78 円 (+5.5%) 本日終値
Recovery International<9214>が続急伸。17日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を7万株(発行済み株数の4.95%)、または1億円としており、取得期間は7月1日から11月30日まで。資本効率の向上を通じた株主利益の向上や、将来の機動的な資本政策の遂行を可能とすることなどを目的としている。
●ストップ高銘柄
日本パワーファスニング <5950> 221円 +50 円 (+29.2%) ストップ高 本日終値
AHCグループ <7083> 1,627円 +300 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
ジィ・シィ企画 <4073> 1,063円 +150 円 (+16.4%) ストップ高 本日終値
藤田観光 <9722> 7,120円 +1,000 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
ザインエレクトロニクス <6769> 1,149円 +150 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
monoAI <5240> 720円 -150 円 (-17.2%) ストップ安 本日終値
オンコリス <4588> 498円 -100 円 (-16.7%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
株探ニュース