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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):MDV、トリプルアイ、エヌピーシー

MDV <日足> 「株探」多機能チャートより
■MDV <3902>  567円  +62 円 (+12.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 メディカル・データ・ビジョン<3902>が急反発。11日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>から株式の追加取得について連絡を受けたことを明らかにした。SBIはMDV株を191万100株(議決権割合5%)を上限に市場買い付けで取得するという。これを手掛かりに買われた。MDVとSBIの連携をより一層強化し、医療ビッグデータを活用した金融やヘルスケア分野での新商品・サービスの開発を加速させることが目的。両社は2020年に資本・業務提携を結んだ。SBIは現在、MDV株の32.42%を保有している。

■トリプルアイズ <5026>  1,497円  +112 円 (+8.1%)  本日終値
 トリプルアイズ<5026>が大幅反発。午前11時ごろ、LINE WORKS(東京都渋谷区)の「LINE WORKS」を活用して開発したアルコールチェック記録・管理サービス「アルろく for LINE WORKS」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、アルコールチェックや運転日誌の記録を「LINE WORKS」上で実現するAI顔認証付きクラウドアルコールチェックサービス。顔認証やAI-OCRなどのAIを活用することで、アルコールチェック義務化に伴う安全管理業務工数を大幅に軽減するとともに、AIによるなりすまし防止やデジタル化促進にも寄与するとしている。

■エヌ・ピー・シー <6255>  1,306円  +66 円 (+5.3%)  本日終値
 エヌ・ピー・シー<6255>が4連騰で年初来高値を更新した。12日付の日本経済新聞朝刊が1面で「政府は使用済みの太陽光パネルのリサイクルを義務化する検討に入った」と報じた。2025年の通常国会にも関連法案を提出するとしている。太陽光パネルのリサイクルサービスを展開するエヌピーシーに対しては、今後の収益面での好影響を期待した買いが入ったようだ。太陽光モジュールのリユースやリサイクルに取り組むAbalance<3856>も高い。

■アイズ <5242>  2,060円  +93 円 (+4.7%)  本日終値
 アイズ<5242>が4連騰。東京証券取引所が11日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を12日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も12日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入したようだ。

■スタティアH <3393>  2,100円  +78 円 (+3.9%)  本日終値
 スターティアホールディングス<3393>が3日ぶりに反発。11日の取引終了後、子会社クラウドサーカスがAI型チャットボット「IZANAI powered by OpenAI」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「IZANAI-OpenAI」はPDFやURLを登録するだけで学習データに基づいた回答を自動生成するAI型のチャットボット。クラウドサーカスでは、コストの負担や人材不足からチャットボットや生成AIを活用することを断念してきた中堅・中小企業へ提案し、生産性の向上と業務効率化を支援する。

■アイリッジ <3917>  449円  +12 円 (+2.8%)  本日終値
 アイリッジ<3917>が堅調な動き。この日、マーケティングに関するコミュニケーションデザイン事業を展開する子会社Qoilが、ゴディバ ジャパン(東京都港区)が全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに向けて展開するアイスの新パッケージをプロデュースしたと発表しており、好材料視された。新パッケージは、4月29日から数量限定で販売中のカップアイス「マンゴー&チョコレート ジェラート」、5月27日から販売中の限定フレーバーの一口アイス「マンゴー&チョコレート ショコラフォンデュ」、6月3日にリニューアル発売された「ショコラフォンデュ ミルクチョコレート」から展開。通年展開している商品では金色に輝くGマークを大きく配置し、ひと目見てゴディバとわかるデザインとした一方、シーズナル品(限定フレーバー)ではフレーバーの魅力を訴求するデザインを提案したとしており、今後も新しいラインアップが発売予定という。

■テクノホライゾン <6629>  497円  +10 円 (+2.1%)  本日終値
 テクノホライゾン<6629>が反発。11日の取引終了後、シンガポール子会社が新たにサイバーセキュリティー関連製品の取り扱いを開始すると発表しており、好材料視された。取り扱いを開始するのはカナダに本拠を置くブルーキャット・ネットワークス社の企業のネットワーク管理を強化するためのソリューション「BLUECAT」と、米ニンジャワン社のIT管理とリモートモニタリングのための包括的なソリューション「NinjaOne」の2つのソリューションという。

■トップカルチャー <7640>  160円  +3 円 (+1.9%)  本日終値
 トップカルチャー<7640>がしっかり。11日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(23年11月~24年4月)連結業績について、最終損益が5億4200万円の赤字から2億1800万円の赤字(前期2億4400万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。今期は、不採算店舗の早期撤退による撤退損を特別損失として計画していたが、一部店舗の撤退について、後継テナントの誘致並びに合意解約の検討を進めているため、第3四半期以降となることが要因としている。

■ヒビノ <2469>  2,398円  +38 円 (+1.6%)  本日終値
 ヒビノ<2469>が続伸。岩井コスモ証券は11日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を2600円から2700円に引き上げた。同社は業務用音響・映像・照明機器などの販売、イベントなどへの設備提供を展開している。24年3月期の連結営業利益は、前の期比2.3倍の28億1400万円と会社計画を上回り着地した。コンサート・イベントサービス事業は、コロナ禍から需要が復活し好調に推移。円安で来日コンサートが想定以上に増加した。25年3月期の同利益は前期比13.7%増の32億円の予想。大阪・関西万博の特需、建築音響施工事業の活況などが寄与する見通しだ。同証券では今期同利益は33億円への増額を予想している。

■ピクスタ <3416>  786円  +11 円 (+1.4%)  本日終値
 ピクスタ<3416>が3日ぶりに反発。午前10時ごろ、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA」で、競合他社との画像素材かぶりを回避する新ライセンス「マーケットフリーズ」の販売を開始すると発表しており、好材料視された。「マーケットフリーズ」は、素材購入時から一定期間、素材利用を独占できる権利で、独占期間中は該当する素材の販売が停止され、新たな購入・利用を防ぐことができるという。素材購入者が抱える「他社との画像素材の重複利用を避けたい」という課題を解決するサービスで、「PIXTA」の利用規約に定めた使用の範囲内であれば、媒体などの使用制限なく、何度でも利用できるため、ロイヤルティーフリーの利便性を維持したまま、一定期間の独占利用が可能になることが特徴としている。

●ストップ高銘柄
 エスエルディー <3223>  1,380円  +300 円 (+27.8%) ストップ高   本日終値
 まぐまぐ <4059>  892円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 売れるネット広告社 <9235>  2,387円  +400 円 (+20.1%) ストップ高   本日終値
 リバーエレテック <6666>  608円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 サインド <4256>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 FPパートナー <7388>  4,025円  -700 円 (-14.8%) ストップ安   本日終値
 ジェイック <7073>  4,080円  -700 円 (-14.6%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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