【材料】ラクスルが急反発、第3四半期営業利益は50%増で期末に初配当実施へ
ラクスル <日足> 「株探」多機能チャートより
主力のラクスル事業で法人向け印刷販促管理サービス「ラクスルエンタープライズ」が導入企業2000社を突破するなど既存事業が堅調に推移した一方、AmidAホールディングスの株式取得などM&Aによる事業拡張を積極的に進めたことが業績を牽引した。また、ノバセル事業で高速調査サービス「ノビシロ」をはじめとするSaaS事業が順調に拡大したことも寄与した。
なお、24年7月期通期業績予想は売上高507億円(前期比23.6%増)、営業利益23億円(同30.3%増)、純利益21億円(同58.0%増)の従来見通しを据え置いたが、従来無配としていた配当予想については、期末一括で1円70銭の初配当を実施するとしており、これも好材料視されている。
同時に、オリジナルトートバッグの製造・販売などを行うエーリンクサービス(福井県鯖江市)の全株式を6月28日付で取得し子会社化するとした。ラクスル事業ノベルティ領域の主要カテゴリであるトートバッグにおけるシェア拡大を目的としており、取得価額は13億7000万円。なお、24年7月期業績への影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS