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【市況】NY株式:NYダウは120ドル安、FOMCやCPI待ち

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は120.62ドル安の38,747.42ドル、ナスダックは151.02ポイント高の17,343.55で取引を終了した。

連邦公開市場委員会(FOMC)や消費者物価指数(CPI)の発表を控え警戒感に売られ、寄り付き後、下落。ダウは商業用不動産などへの懸念に銀行セクターが重しとなり終日、軟調に推移した。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の上昇が支援し上昇に転じ終盤にかけて上げ幅を拡大、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器が上昇、銀行が下落した。

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は電気自動車(EV)事業の収益性向上で新たに60億ドル規模の自社株買いプログラムを発表し、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は、世界開発者会議(WWDC)で発表した新人工知能(AI)機能がアイフォーンの買い替えサイクルを促す可能性が期待されたほか、アファーム(AFRM)との提携によりアップルペイユーザーが後払いサービスの利用が可能になる発表も好感され、上昇。後払いサービスを提供するアファーム(AFRM)も上昇した。メディアのパラマウント(PARA)はスカイダンス・メディアとの合併交渉を断念したとの報道で、売られた。

ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は取引終了後に発表した四半期決算の内容が予想を下回ったが、AIの開発および普及を目的とした非営利研究機関オープンAIやグーグルとの新たな事業が発表され、時間外取引で買われている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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