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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、今週の雇用関連指標を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,309.25(+13.75)
ナスダック100先物  18,647.75(+56.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は110ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


5月31日の主要3指数はまちまち。終盤の買戻しでナスダックは下げ幅縮小、S&Pは3日ぶり反発、ダウは574ドル高の38686ドルと4日ぶりに上向いた。この日発表されたコアPCE価格指数は前回から伸びがやや鈍化したが、インフレ再加速への警戒を払しょくできず、引き締め的な政策の長期化を想定した売りが先行。ただ、長期金利の低下を受け調整売りが一服すると好業績を手がかりに主力株が買われ指数を押し上げた。


本日は下げ渋りか。経済指標が堅調なら連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ期待は後退し、売りが出やすい。今晩発表のISM製造業景況感指数は節目の50を下回るものの、前回から改善が示されれば売り材料になりやすい。一方、長期金利の低下が続けばハイテクなどへの買戻しが優勢となり、相場を支える見通し。11-12日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、今週は雇用関連統計を見極める展開で過度な売りは抑制されよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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