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【材料】トール・ブラザーズ、好決算も株価下落=米国株個別

(NY時間11:09)(日本時間00:09)
トール・ブラザーズ<TOL> 119.54(-10.68 -8.20%)

 高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が前日引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。住宅粗利益率や新規受注など他の指標も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の引き渡し戸数の見通しを上方修正した。

 同社は声明で「新築住宅に対する需要は、回復力のある経済、良好な人口統計、および米国における慢性的な住宅不足と、金利上昇の固定化による歴史的低水準の在庫の両方を反映した供給不足によって、牽引され続けている」と述べた。

 好調な決算で時間外で株価は上昇していたものの、通常取引入ると逆に売りが強まっている。アナリストは本日の下落は、株価が大きく上昇した後の利益確定売りの可能性があると指摘。また、同社が決算説明会で下半期の50%は建て売り住宅になる可能性に言及していた点も利益確定売りを誘っているとも述べていた。

(2-4月・第2四半期)
・1株利益(調整後):4.55ドル(予想:4.14ドル)
・売上高:28.4億ドル(予想:26.0億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):28.2%(予想:27.3%)
・販売戸数:2641戸(予想:2464戸)
・新規受注戸数:3041戸(予想:3004戸)
・受注残:73.8億ドル(予想:74.9億ドル)
・販管比率:9.0%(予想:9.6%)

(5-7月・第3四半期見通し)
・引き渡し戸数:2750~2850戸(予想:2761戸)
・住宅粗利益率(調整後):27.7%(予想:27.5%)
・販管比率:9.2%(予想:9.2%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):約14.00ドル(従来:13.25~13.75ドル)
・引き渡し戸数:1万400~1万800戸(従来:1万~1万500戸)(予想:1万352戸)
・住宅粗利益率(調整後):28.0%(予想:27.6%)
・販管比率:9.6%(従来:9.8%)(予想:9.8%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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