【材料】アーバン・アウトフィッターズが決算　旗艦ブランドは減収も他が十分補う　株価は下げに転じる＝米国株個別

（NY時間09:53）（日本時間22:53）
アーバン・アウトフィッターズ<URBN>　40.07（-1.25　-3.03%）

　アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回る増収だったほか、１株利益、売上高も予想を上回った。社名を配した旗艦ブランドのアーバン・アウトフィッターズは減収だったものの、その他のフリーピープル、アンソロポロジーの業績が補った。両ブランドは、近年ソーシャルメディア上で注目を集め、特にフリーピープルのアスレジャーブランド、ＦＰムーブメントが成長を牽引した。

　アナリストからは「同社はフリーピープルとアンソロポロジーで魅力的な商品を安定的に提供するという方式をとっているが、第２四半期の早い段階でその効果が表れており、第２四半期は予想以上の既存店売上高の増収が見込める可能性がある」との指摘も出ている。

　ただ、株価は時間外で上昇していたものの、通常取引に入り下げに転じている。

（２－４月・第１四半期）
・小売り部門の既存店売上高：4.6％（予想：2.8％）
　　アーバン・アウトフィッターズ：-13.7％（予想：-13.3％）
　　フリーピープル：17.1％（予想：14.7％）
　　アンソロポロジー：10.4％（予想：7.9％）
・1株利益（調整後）：0.69ドル（予想：0.51ドル）
・売上高：12.0億ドル（予想：11.8億ドル）
・粗利益率（調整後）：34.0％（予想：33.6％）
・在庫：5.79億ドル（予想：6.21億ドル）

【企業概要】
　カタログやウェブサイトを含む直販を手掛け、コンセプトショップのアーバン・アウトフィッターズおよびアンソロポロジーでは、男性・女性用の衣服・アクセサリー・家庭用品・ギフト商品を販売する。若者向けカジュアルウエアのデザイン・販売を手掛け、自社の小売部門および世界各地の小売業者に提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース