【市況】米国株見通し:伸び悩みか、雇用統計にらみ買い縮小も
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時30分現在)
S&P500先物 5,106.50(+15.00)
ナスダック100先物 17,761.75(+112.00)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は230ドル高。米金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ
2日の主要3指数は堅調。序盤から上げ幅を拡大する展開となりナスダックとS&Pは反発、ダウは322ドル高の38225ドルと3日続伸で取引を終えた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は想定ほどタカ派的なかったとの見方から買いが先行。1-3月期労働コストは上昇したものの、長期金利は低下し、引き続きアマゾンなど主力ハイテクが選好された。また、消費や景気敏感、金融などにも買いが波及し、指数を押し上げた。
本日は伸び悩みか。連邦公開市場委員会(FOMC)は現行の引き締め的な金融政策を据え置きも、インフレ抑止には時間要するとの見解。一段の利上げには否定的だが、引き締め的な政策を堅持するとみられる。そうしたなか、今晩の雇用統計が想定に沿った内容なら金利高が見込まれ、買い縮小の要因となろう。一方、注目のアップル決算は減収減益となったが、業績見通しが好感される見通し。ただ、週末に向け調整の売りに警戒したい。
《TY》
提供:フィスコ