【市況】ダウ平均は反発 警戒したほどタカ派でない印象 ただ、上値は重い=米国株概況
NY株式1日(NY時間16:24)(日本時間05:24)
ダウ平均 37903.29(+87.37 +0.23%)
S&P500 5018.39(-17.30 -0.34%)
ナスダック 15605.48(-52.34 -0.33%)
CME日経平均先物 37880(大証終比:-330 -0.87%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。午後のFOMCの結果発表とパウエル議長の会見を受けて、米株式市場は買いの反応を見せた。ダウ平均は一時500ドル超上昇する場面も見られた。
警戒したほどタカ派でない印象となったようだ。特にパウエル議長の会見では、年内のインフレ低下の可能性に言及したほか、「利下げの道と、利下げをしない道がある」と利上げの可能性は否定していた。これらを受けて短期金融市場では、年内1回もしくは2回の利下げの可能性を温存。パウエル議長の会見前は2回の可能性はかなり低かったが、会見後は40%程度に上昇させている。年内に0.35%ポイントの利下げを織り込む動き。
ただ、イベントを通過すると戻り売りも活発に出て、ダウ平均は引けにかけて上げ幅を縮小し、ナスダックはマイナスに沈んだ。本日から5月相場が始まった。4月は粘り強いインフレ指標からFRBの利下げ期待が後退し、米株式市場は半年ぶりに月足陰線で終えた。その流れはなお根強くあり、
アマゾン<AMZN>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、クラウド部門の売上高が過去1年で最も好調な伸びを記録したことが好感されている。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は250億ドルと前年比17%増加し、予想も上回った。
AMD<AMD>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、第2四半期の売上高見通しがやや物足りない内容だったことが重石となっている。ゲーム用半導体の需要が伸び悩んだ。
サーバーのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、良好な内容ではあったが、今年の同社株は200%超上昇しており、高い投資家の期待には不十分だったようだ。
ドラックストアや医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が時間外で大幅安。メディケア保険事業の持続的な圧力を理由に通期見通しを下方修正した。
ワイヤレス半導体のスカイワークス・ソリューションズ<SWKS>が決算を受け大幅安。第3四半期のガイダンスで予想を下回る見通しを示した。同社はモバイル事業が弱い需要に圧迫されていることに加え、最大顧客であるアップル<AAPL>のシェアが低下する見込みであることを指摘した。
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ>が上昇。タルク(滑石)を使った同社のベビーパウダーが原因の卵巣がんの集団訴訟で、110億ドルでの一括和解案を提示した。昨年の提示額に21億ドル上乗せし、数千人もの原告に支持を求めている。
スーパー・マイクロ<SMCI> 738.30(-120.50 -14.03%)
スターバックス<SBUX> 74.44(-14.05 -15.88%)
ピンタレスト<PINS> 40.48(+7.03 +21.02%)
CVSヘルス<CVS> 56.31(-11.40 -16.84%)
スカイワークス<SWKS> 90.30(-16.29 -15.28%)
ファイザー<PFE> 27.18(+1.56 +6.09%)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 151.18(+6.59 +4.56%)
マイクロソフト<MSFT> 394.94(+5.61 +1.44%)
アマゾン<AMZN> 179.00(+4.00 +2.29%)
アルファベットC<GOOG> 165.57(+0.93 +0.56%)
テスラ<TSLA> 179.99(-3.29 -1.80%)
メタ<META> 439.19(+9.02 +2.10%)
AMD<AMD> 144.27(-14.11 -8.91%)
エヌビディア<NVDA> 830.41(-33.61 -3.89%)
イーライリリー<LLY> 776.75(-4.35 -0.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 37903.29(+87.37 +0.23%)
S&P500 5018.39(-17.30 -0.34%)
ナスダック 15605.48(-52.34 -0.33%)
CME日経平均先物 37880(大証終比:-330 -0.87%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。午後のFOMCの結果発表とパウエル議長の会見を受けて、米株式市場は買いの反応を見せた。ダウ平均は一時500ドル超上昇する場面も見られた。
警戒したほどタカ派でない印象となったようだ。特にパウエル議長の会見では、年内のインフレ低下の可能性に言及したほか、「利下げの道と、利下げをしない道がある」と利上げの可能性は否定していた。これらを受けて短期金融市場では、年内1回もしくは2回の利下げの可能性を温存。パウエル議長の会見前は2回の可能性はかなり低かったが、会見後は40%程度に上昇させている。年内に0.35%ポイントの利下げを織り込む動き。
ただ、イベントを通過すると戻り売りも活発に出て、ダウ平均は引けにかけて上げ幅を縮小し、ナスダックはマイナスに沈んだ。本日から5月相場が始まった。4月は粘り強いインフレ指標からFRBの利下げ期待が後退し、米株式市場は半年ぶりに月足陰線で終えた。その流れはなお根強くあり、
アマゾン<AMZN>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、クラウド部門の売上高が過去1年で最も好調な伸びを記録したことが好感されている。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は250億ドルと前年比17%増加し、予想も上回った。
AMD<AMD>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、第2四半期の売上高見通しがやや物足りない内容だったことが重石となっている。ゲーム用半導体の需要が伸び悩んだ。
サーバーのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、良好な内容ではあったが、今年の同社株は200%超上昇しており、高い投資家の期待には不十分だったようだ。
ドラックストアや医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が時間外で大幅安。メディケア保険事業の持続的な圧力を理由に通期見通しを下方修正した。
ワイヤレス半導体のスカイワークス・ソリューションズ<SWKS>が決算を受け大幅安。第3四半期のガイダンスで予想を下回る見通しを示した。同社はモバイル事業が弱い需要に圧迫されていることに加え、最大顧客であるアップル<AAPL>のシェアが低下する見込みであることを指摘した。
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ>が上昇。タルク(滑石)を使った同社のベビーパウダーが原因の卵巣がんの集団訴訟で、110億ドルでの一括和解案を提示した。昨年の提示額に21億ドル上乗せし、数千人もの原告に支持を求めている。
スーパー・マイクロ<SMCI> 738.30(-120.50 -14.03%)
スターバックス<SBUX> 74.44(-14.05 -15.88%)
ピンタレスト<PINS> 40.48(+7.03 +21.02%)
CVSヘルス<CVS> 56.31(-11.40 -16.84%)
スカイワークス<SWKS> 90.30(-16.29 -15.28%)
ファイザー<PFE> 27.18(+1.56 +6.09%)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 151.18(+6.59 +4.56%)
マイクロソフト<MSFT> 394.94(+5.61 +1.44%)
アマゾン<AMZN> 179.00(+4.00 +2.29%)
アルファベットC<GOOG> 165.57(+0.93 +0.56%)
テスラ<TSLA> 179.99(-3.29 -1.80%)
メタ<META> 439.19(+9.02 +2.10%)
AMD<AMD> 144.27(-14.11 -8.91%)
エヌビディア<NVDA> 830.41(-33.61 -3.89%)
イーライリリー<LLY> 776.75(-4.35 -0.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース