【市況】東京株式(前引け)=大幅続伸、欧米株高受け買い戻し加速
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場はリスクオンの流れが加速、日経平均は急騰しフシ目の3万8000円台を大きく回復した。前日の欧米株市場が軒並み上昇した流れを引き継ぎ、主力株を中心に買い戻す動きが鮮明となった。米国ではテスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>をはじめマグニフィセントセブンに位置付けられる銘柄が一斉高となり、東京市場でも投資家のセンチメントが改善した。特にここ売り込まれていた半導体セクターのリバウンドが目立つ展開となっている。前引け時点の値上がり銘柄数は全体の68%と7割近くを占めている。
個別では東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>がいずれも商いを伴い大幅高。ソシオネクスト<6526>も切り返した。トヨタ自動車<7203>が値を上げ。ファーストリテイリング<9983>も堅調。野村マイクロ・サイエンス<6254>はストップ高カイ気配。KOA<6999>、ニコン<7731>なども値を飛ばしている。半面、ニデック<6594>が売られ、レゾナック・ホールディングス<4004>が大幅安、北海道電力<9509>が大きく下げるなど電力株も利食われた。アーレスティ<5852>は値下がり率トップに売り込まれた。
出所:MINKABU PRESS