【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、リスクオフの流れ加速し前場安値引け
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場はリスクオフの流れが加速し、日経平均は続急落を余儀なくされた。3万8000円台前半まで水準を切り下げ、前場の安値で取引を終えている。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売られる展開となり、NYダウは4月に入ってから2000ドル以上も下落するなど調整色が強まっている。東京市場でもこの流れに追随する形で半導体関連など中心に広範囲に売りが広がった。米長期金利の上昇が顕著となるなか、国内10年債利回りも上昇傾向を強め、株式市場に逆風となっている。前引け時点でプライム市場の約9割の銘柄が値を下げている。
個別ではレーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体主力株が商い活況も大きく下値を探る展開となっているほか、東京電力ホールディングス<9501>も安い。トヨタ自動車<7203>も値を下げた。日立製作所<6501>が売られ、三菱重工業<7011>も軟調。古野電気<6814>が急落、FPパートナー<7388>も大幅安。半面、ニデック<6594>が商いを伴い高く、ベイカレント・コンサルティング<6532>も堅調。テラスカイ<3915>が値を飛ばし、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、東宝<9602>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS