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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):岡野バ、ギックス、日エンター

岡野バ <日足> 「株探」多機能チャートより
■岡野バルブ製造 <6492>  4,250円  +700 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 岡野バルブ製造<6492>がストップ高。同社は5日取引終了後、24年11月期第1四半期(23年12月~24年2月)の連結決算を発表。営業損益は2億6900万円の黒字(前年同期は1億3400万円の赤字)となり、上半期計画の9400万円を大きく超過したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比96.3%増の15億7000万円で着地。田原バイオマス発電所向け弁、高浜原子力発電所2号機向け素材、女川原子力発電所2号機向け部品、自家発電設備向けの弁部品などの販売が寄与したほか、メンテナンス部門で原子力発電向けの売り上げが増加したことが好業績につながった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ギックス <9219>  1,058円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 ギックス<9219>がストップ高。午前9時ごろ、トヨタ自動車<7203>グループのトヨタモビリティパーツと「AI整備見積りシステム」を共同開発し、3月1日にトヨタモビリティ新大阪に提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが流入した。「AI整備見積りシステム」は、自動車ディーラーや自動車整備工場向けに提供する、AIによる車の部品交換・整備予測を支援するシステム。車両情報をシステムに入力するだけで、AIが約80項目の整備内容を診断し整備の必要有無について推奨度を算出した「AI診断書」を作成。「AI診断書」により、サービススタッフは入庫前段階の顧客に対してデータに裏付けられた整備内容の提案・見積もりが可能となるほか、入庫後の整備作業においてもAIの診断結果をもとに作業計画の改善を図ることで、エンジニアの作業負荷削減を実現することができるとしている。なお、25年からは全国トヨタ車両販売店へ順次サービス提供を開始する予定としており、業績への貢献が期待されている。

■日本エンタープライズ <4829>  142円  +12 円 (+9.2%)  本日終値
 日本エンタープライズ<4829>が急反発し年初来高値を更新。前週末5日の取引終了後、24年5月期の連結業績予想について、売上高を45億円から47億5000万円(前期比12.8%増)へ、営業利益を2億1000万円から2億8000万円(同55.2%増)へ、純利益を1億1000万円から2億1000万円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を2円から3円(前期2円)へ引き上げたことが好感された。DX推進によるITサービスの需要拡大に伴い、システム開発サービスが増勢に推移していることに加えて、キッティング支援やEC・ASPサービスなどのビジネスサポートサービスも伸長しており、売上高・利益を押し上げる。また、広告宣伝費を中心とした販管費削減も奏功する。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年6月~24年2月)決算は、売上高34億4500万円(前年同期比10.1%増)、営業利益1億9600万円(同60.2%増)、純利益1億6000万円(同2.6倍)だった。

■ノムラシス <3940>  122円  +9 円 (+8.0%)  本日終値
 ノムラシステムコーポレーション<3940>が急伸。この日、国内大手半導体材料メーカーから「生産管理の効率化」「日次業務の業務負荷低減」や「情報共有の早期化/可視化」に向けた業務効率化プロジェクトを受注したと発表しており、好材料視された。

■ライトアップ <6580>  776円  +53 円 (+7.3%)  本日終値
 ライトアップ<6580>が大幅高で7日ぶりに反発。午前10時ごろ、大分みらい信用金庫(大分県別府市)と業務提携契約を締結し、補助金・助成金自動診断システム「Jシステム」のOEM提供を開始したと発表しており、好材料視された。Jシステムを活用することで、大分みらい信用金庫の取引先にオンライン上でいち早く公的支援制度(補助金・助成金)の情報提供を行うことが可能となるほか、申請希望者はオンライン上で申請手続きのサポートを受けることが可能になるとしている。

■トーヨーアサノ <5271>  2,355円  +129 円 (+5.8%)  本日終値
 トーヨーアサノ<5271>が大幅反発。前週末5日の取引終了後、集計中の24年2月期連結業績について、営業利益が従来予想の7億7000万円から9億2200万円(前の期比4.0倍)へ、最終利益が4億5000万円から6億300万円(前の期1億9100万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。一部工事の進捗の遅れが響き、売上高は160億円から150億6700万円(前の期比17.5%減)へやや下振れたものの、収益改善を目的としたリフォーム戦略にのっとり、基本的な収益改善策の積み重ねを行ったことが寄与した。

■暁飯島工業 <1997>  1,869円  +95 円 (+5.4%)  本日終値
 暁飯島工業<1997>が3日続伸し年初来高値を更新。前週末5日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年9月~24年2月)単独決算が、売上高46億5900万円(前年同期比71.5%増)、営業利益3億5900万円(同3.4倍)と大幅な増収増益となったことが好感された。受注工事高は減少したものの、設備事業の完成工事高が大幅に増加した。また、太陽光発電事業も大幅に売り上げを伸ばした。なお、24年8月期通期業績予想は、売上高87億円(前期比31.1%増)、営業利益6億3000万円(同42.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■アズジェント <4288>  495円  +24 円 (+5.1%) 一時ストップ高   本日終値
 アズジェント<4288>が一時ストップ高。午前10時ごろ、クラウドコンテナ環境向け統合セキュリティーソリューション「Sysdig Secure(シスディグ・セキュア)」(開発元、米シスディグ社)の監視サービス「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Sysdig SaaS」の提供を開始すると発表。これが買い材料視された。同監視サービスはセキュリティー機器の監視を24時間365日行うサービス。今回、シスディグ・セキュアを監視製品ラインアップに加え、サービス提供を始めるという。

■ダイヤHD <6699>  735円  +28 円 (+4.0%)  本日終値
 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>が後場一段高。同社はきょう午前11時ごろ、東京電力ホールディングス<9501>と共同研究したV2H(Vehicle to Home)「EIBS Va―1(アイビス・ブイエーワン)」を24年夏に発売すると発表。また、同様に東電HDとの共同研究製品であるマルチリンク蓄電システム「EIBS V(アイビス・ブイ)」について、5月7日から出荷を開始するとしている。

■東海ソフト <4430>  1,355円  +43 円 (+3.3%)  本日終値
 東海ソフト<4430>が大幅高で3日続伸し、年初来高値を更新。前週末5日の取引終了後、24年5月期の単独業績予想について、売上高を81億円から86億円(前期比11.4%増)へ、営業利益を8億9900万円から9億9800万円(同15.5%増)へ、純利益を5億9500万円から6億8000万円(同9.0%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を35円から45円(前期30円)へ引き上げたことが好感された。国内製造業・物流業の競争力強化や業務効率化を目的とした事業のデジタル化のためのシステム投資が継続して活発な状況にあり、同社の製造・流通及び業務システム関連事業におけるソフトウェア開発需要が高い水準で推移していることが要因。また、民生・産業機器の組み込み関連開発において、企業の製品力強化を目的とする製品開発や改良に係る開発需要も活発であり、これらが追い風となったとしている。同時に発表した第3四半期累計(23年6月~24年2月)決算は、売上高64億2600万円(前年同期比12.6%増)、営業利益7億8900万円(同16.9%増)、純利益5億3500万円(同18.0%増)だった。

●ストップ高銘柄
 アジャイル <6573>  165円  +50 円 (+43.5%) ストップ高   本日終値
 ヤマト・インダストリー <7886>  1,434円  +300 円 (+26.5%) ストップ高   本日終値
 キャスター <9331>  2,040円  +400 円 (+24.4%) ストップ高   本日終値
 アーキテクツ <6085>  575円  +80 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし


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