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【材料】アップル、家庭用ロボット開発の可能性を模索と伝わる アイロボットに買い強まる=米国株個別

(NY時間15:32)(日本時間04:32)
アップル<AAPL> 169.52(+0.68 +0.40%)
アイロボット<IRBT> 8.41(+0.41 +5.13%)

 アップル<AAPL>が家庭用ロボット開発の可能性を探っていると伝わっている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社はパーソナル・ロボティクスへの参入を検討しており、この分野は同社にとって常に移り変わる次の大きな出来事の1つになる可能性を秘めているという。

 同社のエンジニアたちは、ユーザーの後を付いて回ることができるモバイルロボットを研究しているほか、ロボット工学を使ってディスプレイを移動させる高度な卓上型ホームデバイスも開発しているという。

 この取り組みはまだ初期段階であり、最終的に製品がリリースされるかどうかは不明だが、同社は新たな収益源を見つける必要に迫られている。

 電気自動車(EV)プロジェクトが2月に中止され、複合現実(MR)ゴーグルへの取り組みが大きな収益源となるには数年かかると予想されている。

 ロボット工学によって、消費者の家庭により大きな足がかりを得ることができ、人工知能(AI)の進歩を利用することもできる。しかし、どのようなアプローチを取るかはまだ明らかではないという。ロボット型スマートディスプレイはモバイルボットよりもはるかに進んでいるが、関係者によると、何年もの間、同社の製品ロードマップから追加されたり、削除されたりして来たという。

 この報道を受けて、アップル株は上げ幅を縮小しているが、アイロボット<IRBT>に買いが強まっている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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